研究書が複数刊行されています。概要のみを調べたい場合には、参考書や事典類にも記述があります。
1 江戸幕府の財政に関する研究書
・『江戸幕府財政史論』(大野瑞男/著 吉川弘文館 1996)
裏表紙の内容紹介に、「江戸幕府存立の基盤である財政の成立からその改革そして解体に至るまでの解明に取り組み、最近の政治史・経済史や地域史の成果も取り入れた総合的な研究である。」とあります。
・『江戸幕府財政の研究』(飯島千秋/著 吉川弘文館 2004)
裏表紙の内容紹介に、「幕府の財政構造を解明した画期的大著。『徳川宗家文書』などから、新たに近世中・後期の幕府の収支決算書を発掘して徹底分析。(中略)巻末に「収支決算書」等を付載。」とあります。
目次から次の項目を確認しました。
「第一編 第一章 第二節 予算書と「御年貢米・御年貢金其外諸向納渡書付」」(p.26-36)
「第一編 第一章 第三節 歳入・歳出予算の内容」(p.36-55)
2 参考書、事典類
・『徳川幕府事典』(竹内誠/編 東京堂出版 2003)
p.260-308「第五章 幕府の財政」
・『江戸幕府大事典』(大石学/編 吉川弘文館 2009)
p.67-446「第二部 職制編」の項の中に、「勘定奉行」の小項目があります。(p.149-152)
・『日本史大事典 第1巻』(平凡社 1992)
p.906-909「江戸幕府」の項の中に、「財政」の小項目があります。(p.908-909)
・『國史大辭典 2』(国史大辞典編集委員会/編 吉川弘文館 1980)
p.330-341「江戸幕府」の項目の中に、「財政」の小項目があります。(p.337-339)
・『江戸学事典』(西山松之助/〔ほか〕編 弘文堂 1994)
p.162-163「勘定奉行」の項があります。