レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年06月09日
- 登録日時
- 2016/02/12 18:57
- 更新日時
- 2016/02/24 11:12
- 管理番号
- 0000109315
- 質問
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解決
幕末の長州藩の奥御殿に仕えた女性たちの名前がわかる資料(名簿のようなもの)はないか。
- 回答
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名簿を掲載した資料は見当たらなかった。
なお、参考になる史料として、山口県文書館所蔵の毛利家文庫に藩主夫人等の日々の記録が記された「女儀日記」がある。
・山口県文書館ホームページ
http://ymonjo.ysn21.jp/
※「所蔵文書リスト」 > 「Ⅰ.藩政文書リスト」中、「毛利家文庫」 > 「53 女儀日記」
このうち、「〔真砂印溜り〕御日記」(文久3年2月9日~12月大晦日)を翻刻したものが下記参考資料1、2である。
資料1の「はじめに」によると、藩政末期に、藩主や宗族の生活の場であった「裏御殿」を、「女儀」と呼ばれ「裏御殿」を支えた女性が記録した日記で、藩主や宗族の食生活や城内外の諸儀式、産物や人事などが記録されているとある。
例として、以下のように日記中に名前が記載されている。(資料1 p1)
「一 萩御城江七ツ時過御先越着致候
園山
古と
春江
か免
山ふき」
また、同資料を解説した次の文献によると、この文久3年(1863)の「女儀日記」は、13代藩主の正室「妙好」付きの女儀「裕筆・真砂」によって記されたとある。
井上健 「毛利家文庫女儀日記「真砂印溜り御日記」について」(資料3 p78-81に掲載)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 叢書.全集.選集 (208 9版)
- 参考資料
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- 1 『御日記帳を読む 上』 山口古文書同好会編集 山口古文書同好会 2003.05 当館請求記号:Y208/N 3
- 2 『御日記帳を読む 下』 山口古文書同好会編集 山口古文書同好会 2005.2 Y208/N 3
- 3 『山口県地方史研究 通巻90号』 山口県地方史学会 Y205/I 4 p78-81
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000188070