レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年04月20日
- 登録日時
- 2014/09/01 15:48
- 更新日時
- 2016/12/26 11:14
- 管理番号
- 鎌中-2014054
- 質問
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解決
鎌倉市腰越にある「御所ヶ丘」という地名の由来を知りたい。
- 回答
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御所五郎丸(ごしょ ごろうまる)という人の屋敷があったことが地名の由来です。
現在も「御所五郎丸公園」があり、公園内に「伝御所五郎丸屋敷跡」と書かれた石碑と御所五郎丸の屋敷の庭石と伝えられる大きな石がいくつかあります。
御所五郎丸は頼朝に仕えていた人で、『曽我物語』に登場します。曽我兄弟の仇討の時に、頼朝の居所に入ろうとした弟の五郎時致を組み伏せました。
- 回答プロセス
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①『鎌倉の地名由来辞典』を見てみるが、載っていない。
②『かまくら子ども風土記』を見る。腰越地域のページをめくっていったところ、「伝御所五郎丸屋敷跡」という項があり、「御所ガ谷(ごしょがやつ)」「御所ヶ丘(ごしょがおか)」の名前の由来になったことが書いてある。
③腰越地域の昔のことを書いた『時のながれ 津村のながれ』を確認すると、「御所谷(ごしょのやと)」というページがあり、御所五郎丸のことと、現在の御所ヶ丘地域の大正の頃の様子が書いてある。
④御所五郎丸について確認。『曽我物語』を見る。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291 8版)
- 風俗習慣.民俗学.民族学 (380 8版)
- 参考資料
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『かまくら子ども風土記 第13版』 鎌倉市教育センター 鎌倉市教育委員会 平成21 【K1 291.3】
p183 -
『時のながれ 津村の流れ』 井上六郎 平成3 【K1 380】
p36 御所谷(ごしょのやと) -
『曽我物語 岩波古典文学大系88』 市古貞次 大島建彦 岩波書店 1966 【C 918】
p362~363 -
『物語の舞台を歩く 曽我物語』 酒井孝一 山川出版社 2005 【K 913.43】
p128~129
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『かまくら子ども風土記 第13版』 鎌倉市教育センター 鎌倉市教育委員会 平成21 【K1 291.3】
- キーワード
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- 御所ヶ丘 ごしょがおか
- 御所ガ谷 ごしょがやつ
- 御所谷 ごしょのやと
- 御所五郎丸 ごしょ ごろうまる
- 曽我物語
- 曽我兄弟
- 曽我五郎時致 そが ごろう ときむね
- 富士の巻狩り
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 郷土 人物 地名
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000159229