レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年08月27日
- 登録日時
- 2021/01/28 16:31
- 更新日時
- 2021/02/16 11:41
- 管理番号
- 相-200011
- 質問
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解決
『平家物語』の当時、いつ開戦するかの合図は双方合意の下で行われたのでしょうか。戦いの始めに鏑矢を射ることは承知していますが、それ以前に「いつから戦いを始めよう」というような双方合意の了解はあったのでしょうか。受け手側が鏑矢の交換をせず、相手の宣戦布告を拒否することもあったのでしょうか。
- 回答
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・『時代考証日本合戦図典』笹間良彦著 雄山閣出版 1997
p.14に「矢合せの鏑矢」について説明があります。
「敵味方両軍相接近し互に矢頃と見ると停止し、まず和睦か降参か、無益の戦なら互に陣を撤収するか等、代表者が大声で呼びかけたりする。こうした例は『源平盛衰記』巻第二十一小坪合戦事の条で和田義盛勢と畠山重忠勢が退陣したときに行われている。交渉決裂していよいよ合戦と決すると、合戦の合図として主将か代表者がまず敵陣に向かって鏑矢を射込む。」と記述があります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本史 (210)
- 参考資料
- キーワード
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- 鏑矢
- 合戦
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000293096