レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/03/26
- 登録日時
- 2012/03/28 02:00
- 更新日時
- 2012/03/28 02:00
- 管理番号
- 1000000616
- 質問
-
解決
豊見城市にある岡波島の地形や関係資料について知りたい。
- 回答
-
『角川日本地名大辞典』(角川日本地名大辞典編纂委員会、角川学芸出版、2009年)
p230 「岡波岩」の項に、「沖縄本島南部、糸満港の北西方約3kmの海上に位置する岩礁。方言ではウカハという。豊見城村に属する。水路部発行の海図では岡波島とも阿波岩とも見える。」との記述あり。
『日本の島事典』(菅田 正昭、三交社、1995年)
p363 「岡波島(オカハジマ)」の項に「島尻郡豊見城市 面積0.00635K㎡」との記述あり。
下記の資料を提供する。
『島尻郡誌』(島尻郡教育部会員、島尻郡教育部会、1960年)
p9 「地形」の「本島の概観」の項に、「また小禄半島の西北方の海上には慶伊瀬島が波間に低く横はり、同半島から喜屋武崎に至る沿岸珊瑚礁の棚の上には、瀬長・伊保の二小島と岡波岩等が載って居る」との記述あり。
以下は地形図である。
『豊見城村都市計画図』(豊見城村経済建設部都市計画課 編・刊、1990年)
また、岡波岩(島)の所属問題について、下記の記事を紹介する。
『琉球新報 (原紙) 平成15年7月16日~31日』
2003/07/21 朝刊(21面) 「豊見城市のクジラ化石調査/自然・環境学ぶ格好の材料/次代のため保存が先決/岡波島/『領有権争い』は棚上げ」に、「岡波島は、国土地理院地形図では豊見城が村のころから同村の一部。一方、薩摩藩の地図では兼城間切(現糸満市)の一部になっており、島内にある御嶽は兼城の人たちの信仰の対象だったという説もある。領有権争いでは、これらを根拠に両市が帰属を主張している。」との記載あり。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
-
- 1 角川日本地名大辞典 47 角川日本地名大辞典編纂委員会∥編 角川学芸出版 2009.9 K29/KA14 p230
-
2 日本の島事典 菅田 正昭∥編著 三交社 1995.6 K29/SU26 p363 -
3 島尻郡誌 島尻郡教育部会員∥編 島尻郡教育部会 1960.10 K23/SH37 p9 -
4 豊見城村都市計画図 豊見城村経済建設部都市計画課∥[編] 豊見城村経済建設部都市計画課 1990.6 K333/TO52 -
5 琉球新報 (原紙) 平成15年7月16日~31日 琉球新報社 2003.7 K07/R98
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 当館所蔵調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000104300