レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016/06/28
- 登録日時
- 2016/10/06 00:30
- 更新日時
- 2016/10/06 00:30
- 管理番号
- 北方 16-0010
- 質問
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解決
明治期以前の白老町・登別市の地形状況などがわかる古地図や文献を探している。しかし、より詳細な地形等が判別できるものとなると、なかなか資料が見当たらない。
そのなかで、明治25年に室蘭本線を敷設するに先立ち、測量を行ったということはわかったのだが、その時の測量図などがあったのか、あるいは現在も保存されているのかといった情報を得ることができない。この点にいて、なにかわかることはあるか。
また、明治29年の陸地測量部制作の地図は入手したが、等高線等が不鮮明であるため、原本がれば、そちらを参照したい。
その他、上記以外の古地図、文献等で、白老、登別のかつての地形がわかるものがあるか。
【調査済み】
『北海道鉄道百年史 上巻』(日本国有鉄道.北海道総局 1976)に明治25年に測量したということが記述されていた。
以下の資料については収集済み。
「北海道国郡全図」(1869年)
「官板実測日本地図 北蝦夷(樺太)」(1870)
「蝦夷闔境輿地全図」(1854)
「東西蝦夷山川地理取調図」(1859)
- 回答
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①『北海道国有鉄道建設誌』(鉄道省北海道建設事務所 大15 資料番号:1103423677)『北海道の鉄道七十年』(北方民生協会 昭23 資料番号:1103270938)『北海道開拓と鉄道建設史』(中尾重一 昭60 資料番号:1103423453)によれば、測量を指導・監督したのは松本荘一郎と平井晴二郎とのこと。 『北海道炭鉱汽船株式会社五十年史』(北海道炭鉱汽船 1939 資料番号:1100221876)(同七十年誌)のp38に「松本技師と室蘭鉄道線路実測図」があるが、測量図はなし。
北大の地図目録、道立文書館の資料目録、国立国会図書館のデジタルコレクションにも該当するものは見当たらず。
②白老の明治29年の陸地測量部製作の5万分の1の地形図はあり。
③この地域の明治前半の地形がわかるものは、地形図以外はなし。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本 (291 7版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事項調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 団体
- 登録番号
- 1000197815