レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015/12/12
- 登録日時
- 2016/03/07 00:30
- 更新日時
- 2016/03/07 00:30
- 管理番号
- 北方 15-0025
- 質問
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解決
Constant Huybrecht (コンスタント・ホイブレヒト)というベルギー人で19世紀末の北海道にて18ヶ月滞在し、亜麻耕作の普及に携わった人物について調べている。明治維新後、西欧の文化を急速に取り入れ、近代化に進む時期(クラーク博士などと同じ時代だと思う)にベルギーからやってきた人物。
この人物についての文献あるいは調査の手がかりとなる機関等を紹介してほしい。
●その質問の出典や情報源、調査済み事項など
ベルギーのコルトレイク Texture Museum の講演会にて名前が上がったが、詳しいことは現地では資料がなし。
北海道大学附属図書館、札幌歴史資料館へ照会中。
- 回答
-
北海道における麻産業についての資料(分類586.3)を調査。
当館所蔵資料では、明治22年3月(一部に5月)に北海道に来られたとあり、日本亜麻業の功労者として紹介され、コンスタン・オイブレヒト(ウィブレヒトとも)との人名で記載されている。北海道における亜麻産業の歴史上重要な人物であり、生い立ちから本道での指導者として紹介されている。。
記述のあった資料は以下のとおり。
・『北海道亜麻事業70周年記念史』(回答資料1)
「第一期 創業時代」の項(p.7)
・『亜麻繊維生産事業80年史』(回答資料2)
「コンスタン、オイブレヒト」の項(p.9~10)
・『北海道における亜麻事業の歴史 噴火湾社』(回答資料3)
「製麻技師コンスタン オイブレヒト」の項(p.22~26)
・『五十年史』(回答資料4)
「わが国亜麻工業の恩人、コンスタン・オイブレヒト氏」の項(p.5~6)
・『亜麻百年』(回答資料5)
p.20~22
「コンスタン・ウィブレヒト」と表記。
・「地域資源としての亜麻の繊維・食品への活用可能性の研究-フランスなどの亜麻栽培産業から第六次産業化を探る-」 木村洋司〔ほか〕著 『地域と住民』第30号(回答資料6)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 個人伝記 (289 7版)
- 参考資料
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- 1 北海道亜麻事業70周年記念史 帝国製麻株式会社∥編 帝国製麻 1957 586.32/TE
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2 亜麻繊維生産事業80年史 帝国繊維株式会社生産本部∥編 帝国繊維生産本部 1969 586.3/TE -
3 北海道における亜麻事業の歴史 原 松次∥著 噴火湾社 1980 586.32/HA -
4 五十年史 帝国製麻株式会社∥編集 帝国製麻 1959 586.32/TE -
5 亜麻百年 山田酉蔵∥著 金剛出版 1967.3 586.32/Y -
6 地域と住民 通巻30号 名寄女子短期大学道北地域研究所 名寄女子短期大学道北地域研究所 2012.3 Z107 p.86
- キーワード
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- 亜麻
- Constant Huybrecht (コンスタント・ホイブレヒト)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事項調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000188972