レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年02月21日
- 登録日時
- 2012/02/21 12:54
- 更新日時
- 2012/02/29 11:25
- 管理番号
- 20120221-2
- 質問
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解決
ムナカタノカミについて知りたい。
- 回答
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『国史大辞典』に次の情報があった。
むなかたのかみ 【宗像神】
「海神の三女神、すなわち、『古事記』によれば、多紀理毘売(『日本書紀』によれば田霧姫、田心姫)命・市寸島毘売(同じく市杵島姫)命・多岐都毘売(同じく湍津姫)命をいう。福岡県宗像郡の宗像神社の三宮、奥津宮(大島村沖ノ島)・中津宮(大島村大島)・辺津宮(玄海町田島)にそれぞれ祭祀されている。その奥津宮のある玄界灘にうかぶ沖ノ島は、「海の正倉院」ともよばれるように、その祭祀遺跡からは四世紀~九世紀の貴重な祭祀関係遺物が検出された。そして国内のみならず、朝鮮半島や中国大陸などにつながる文物が出土した。」
関連項目:
沖ノ島(おきのしま)
宗像神社(むなかたじんじゃ)
参考文献:
第三次沖ノ島学術調査隊編『宗像沖ノ島』
小田富士雄編『古代を考える沖ノ島と古代祭祀』
上田正昭編『住吉と宗像の神』
- 回答プロセス
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Yahoo!百科事典[日本大百科全書(小学館)]に次の情報があった。
宗像神(むなかたのかみ)
http://100.yahoo.co.jp/detail/%E5%AE%97%E5%83%8F%E7%A5%9E/ (2012/02/21確認)
「記紀神話で、天照大神(あまてらすおおみかみ)と素戔嗚尊(すさのおのみこと)との誓約(うけい)の条に出現した3女神。湍津姫(たぎつひめ)は中津宮(福岡県宗像市神湊(こうのみなと)の沖約7キロメートルの大島)、市杵嶋姫(いちきしまひめ)(狭依(さより)姫)は辺津(へつ)宮(宗像市田島)に、田心姫(たごりひめ)(多紀理毘売(たぎりひめ)、奥津島姫(おきつしまひめ))は沖津宮(大島の沖約48キロメートルの沖島)にそれぞれ鎮座する。(以下略)」
- 事前調査事項
- NDC
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- 神話.神話学 (164 9版)
- 参考資料
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- 神道史大辞典 / 薗田稔, 橋本政宣編 吉川弘文館 , 2004 ISBN:4642013407 p.951
- 日本神話事典 / 青木周平[ほか]編 大和書房 , 1997 ISBN:4479840435 p.298
- 日本神名辞典 第2版 神社新報社 , 1995 ISBN:4915265668 p.364
- 社寺縁起伝説辞典 / 志村有弘, 奥山芳広編 戎光祥出版 , 2009 ISBN:9784900901001 p.459
- キーワード
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- 宗像三神
- 宗像三女神
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000102046