レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008年04月17日
- 登録日時
- 2011/05/01 19:10
- 更新日時
- 2016/01/13 19:05
- 管理番号
- M0006
- 質問
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解決
昭和40年の住宅地図(路市住宅明細地図.二鶴堂出版部 編.第3版.二鶴堂出版部.1965)に記載のある「鶴居村簡易軌道鉄道雪裡線」及び「鶴居村村営新富士駅」についての資料・詳細が知りたい。
- 回答
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T14.4:北海道庁拓殖部植民課測量
T15.6:着工、S2.12:上幌呂まで開通
S3.11:中雪裡(現鶴居村)市街まで開通
S4.5.14:使用開始の告示(正規の軌道事業開始)
S16:木炭カー(ガソリンカー)初運行
S16.11.12:新富士・上幌呂間開通
S17.11.15:雪裡線に旅客車初運行(S16.10.20との説あり)
S18.4~S19.9頃:軌道機械化のための路盤改良工事及び幌呂線延長工事
S27:北海道開発局により軌道動力化のための改良工事開始
S28:軌道の管理運営に関して北海道知事から鶴居村へ移管措置がなされる→鶴居村殖民軌道から鶴居村簡易軌道へ
S43:村営軌道の全面廃止
明治時代、阿寒で採掘した硫黄を釧路まで運搬するため、上幌呂までを駄馬により、幌呂原野に木道をひいたものが軌道の始まりである。
軌道開通直後は荷物専用のトロッコのみで運行する馬鉄であった。
軌道の起点が新富士駅前であるため、釧路駅前までの交通が悪いこと、S31には阿寒バスが運行したことなどによる利用客の減少が廃線の原因として挙げられている。
S5根室線新富士駅前が釧路~鶴居・幌呂間殖民軌道の発着駅となる。
- 回答プロセス
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地図上の路線と鶴居村史を調べて回答。
- 事前調査事項
- NDC
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- 鉄道運輸 (686 9版)
- 参考資料
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- 釧路市住宅明細地図.二鶴堂出版部 編.第3版.二鶴堂出版部.1965. (K291/N 資料コード:214351686)
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『鶴居村史』.渡辺茂(編).鶴居村役場,1966.p238-p241.
(K/292/T-A
資料コード:213534200) -
『鶴居村史』.同編さん委員会.鶴居村役場,1987.p594-p608.
(K/292/T
資料コード:211945217) -
『角川日本地名大辞典 1 北海道 上巻』.同編纂委員会.角川書店,1987.p758.
(K/290.3/K
資料コード:213070386)
- キーワード
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- 鉄道
- 鶴居村
- 雪裡
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000085794