レファレンス事例詳細(Detail of reference example)
提供館 (Library) | 県立長野図書館 (2110021) | 管理番号 (Control number) | 県立長野-20-021 | |||||
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事例作成日 (Creation date) | 2020年05月12日 | 登録日時 (Registration date) | 2020年06月11日 12時53分 | 更新日時 (Last update) | 2020年07月09日 08時36分 | |||
質問 (Question) | 茅野市泉野小屋場 の由来について知りたい。小屋は水車小屋の小屋からきているのか。 | |||||||
回答 (Answer) | 茅野市泉野小屋場 の由来は、旧小屋場村がもとになっいる。小屋場村の小屋場は、『茅野市史 中巻』p.359によると、 「小屋場とは、上社御宝殿の材木の木取りや御柱伐採の時の杣人の小屋があったから称し、御柱道から離れているが御柱伐採の時はそこの道を登ったもので、斧とぎ場があって道上に四人、道下に四人いて斧をといだという。」 とある。 また、『角川日本地名大辞典 20 長野県』 p.501-502の「小屋場村」では、 「(前略)諏訪上社の御柱を切り出す八ヶ岳の御小屋山への道筋にあたり、諏訪上社の御宝殿建築材および御柱を切り出す杣人の小屋があったため村名になったといい、村内の道筋に斧研場があったともいう(諏訪郡諸村並旧蹟年代記/諏訪史料叢書14)。(後略)」 となっている。 さらに、『日本歴史地名大系 20』 p.362の「小屋場村」でも 「(前略)『諏訪郡諸村並旧蹟年代記』には『元材木取杣人之小屋場と云(中略)尤平人之小屋には非す、御宝殿材木取又は御柱伐候節ノ小屋場也』と地名の由来を記し、諏訪大社上社の御柱採りに上る道の辺りに斧研ぎ場があることもきしてある。(後略)」 としている。 なお、『茅野市史 中巻』p.819-823にかけて文化元年の「車改(くるまあらため)取集帳」をもとに作成した各村の水車の種類(本車、押車、四ツ車等)保有数の表があり、「小屋場新田村」の水車の保有数は0となっている。 | |||||||
回答プロセス (Answering process) | 1 地名についての問い合わせなので、『角川日本地名大辞典20長野県』および『日本歴史地名大系20』で「小屋場」を確認する。どちらも『諏訪郡諸村並旧蹟年代記』を出典としている。 2 茅野市の地名のため、『茅野市史』も確認していく。江戸期の村の名前なので中巻を見ていく。1,2の資料、いずれも諏訪大社上社の御宝殿の材木の木取りや御柱(おんばしら)伐採の時の杣人の小屋から村の名がつけられた記述となっている。これを紹介する。 3 また、『茅野市史 中巻』p.819-823にかけて文化元年の「車改(くるまあらため)取集帳」をもとに作成した各村の水車の種類(本車、押車、四ツ車等)保有数の表があり、「小屋場新田村」の水車の保有数は0となっている。ことも併せて紹介した。 | |||||||
事前調査事項 (Preliminary research) | ||||||||
NDC |
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参考資料 (Reference materials) |
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キーワード (Keywords) |
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照会先 (Institution or person inquired for advice) | ||||||||
寄与者 (Contributor) | ||||||||
備考 (Notes) | ||||||||
調査種別 (Type of search) | 事実調査 | 内容種別 (Type of subject) | 郷土 地名 | 質問者区分 (Category of questioner) | 社会人 | |||
登録番号 (Registration number) | 1000282995 | 解決/未解決 (Resolved / Unresolved) | 解決 |