レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007年04月24日
- 登録日時
- 2020/04/17 15:53
- 更新日時
- 2020/07/21 17:22
- 管理番号
- 2020-02
- 質問
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解決
西龍寺(愛媛県松山市)に、なぜ鼠小僧次郎吉の墓があるのか。
- 回答
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【資料1】p294「鼠小僧次郎吉の墓」の項目
「東京・両国の回向院と愛知県蒲郡市の委空寺にあるが、松山市持田町三丁目、西龍寺境内にもある。次郎吉は天保三年(一八三二)八月江戸で処刑された大名屋敷専門の盗賊で、盗んだ金を貧民に与えたため義賊と市井にうたわれた。松山城下に来るはずはなく、西龍寺の墓は明治末期に新栄座にかけられた「鼠小紋東君新形」上演の際、松山の石屋が作った。依頼主は歌舞伎一座か新栄座主か不明だが、興行後、同寺に供養を頼んだらしい。「教覚速善居士、俗名鼠小僧次郎吉」と彫られ、高さ約五〇センチ。没年は天保二年八月一二日罪死と刻まれている。(墓の写真)」
- 回答プロセス
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【資料1】巻末の索引に「西龍寺」なし。
【資料2】p32に寺の概要は記載されているが、墓については記載なし。
思いついて【資料1】を「鼠小僧次郎吉」で引いてみる。
- 事前調査事項
- NDC
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- 寺院.僧職 (185 9版)
- 社会病理 (368 9版)
- 歌舞伎 (774 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】『愛媛県百科大事典 下』(愛媛新聞社愛媛県百科大事典編集委員室/編集 愛媛新聞社 1985年)<当館請求記号:R K290-63-2>
- 【資料2】『寺院に関する調査 4』 (愛媛県/編〔愛媛県立図書館〕 〔2010〕) <当館請求記号:K185-4-4> (愛媛県立図書館所蔵の資料(〔1936〕刊)を電子複写・製本)
- キーワード
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- 西龍寺(さいりゅうじ)
- 新栄座(しんえいざ:松山市の芝居小屋、後に映画館。現存せず)
- 鼠小紋東君新形(ねずみこもん はるの しんがた:歌舞伎の演目)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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2020年7月追記
千住と両国の墓についての他館登録事例あり。
東京都立中央図書館(https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000042624)
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000280698