レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年04月14日
- 登録日時
- 2022/05/16 13:39
- 更新日時
- 2022/05/18 11:07
- 管理番号
- 静岡郷土-51
- 質問
-
解決
徳川家康の人質時代(竹千代)は、駿府のどこに居住していたか。
- 回答
-
資料によって異なります。
『家康と駿府城』小和田 哲男/〔ほか〕著 1983年
P30-33「竹千代時代の駿府の人質屋敷」
人質屋敷については、P32で「人質屋敷の場所については諸説があり、江戸時代の地誌編纂者もさまざまな説を展開している。これは家康伝に関係する史料の表記がまちまちだからである。」とし、『三河物語』、『松平記』、『武徳大成記』、『武徳編年集成』における表記を紹介しています。
上の史料における「少将宮の町」、「宮の前」、「宮ヶ崎」を小梳神社(当時は青葉小学校のところに位置)の門前町であるとする『静岡市史』旧版を「この点では最も信頼のおける研究」としています。
『徳川家康公傳』中村 孝也/著 1965年
P71-91「三 駿府の生活」のうち、P71-73に記述があります。
P71に「駿府における竹千代君の寓居についても、多くの所伝があって明確を闕いている。」という記述があります。
上に挙げた『三河物語』、『松平記』、『武徳大成記』、『武徳編年集成』の他に、『駿河志料』、『駿国雑志』の記述を紹介しています。
P73では「このように竹千代君の寓居については、説紛々たる観があるが、ここでは駿国雑志の所説に従い、少将宮は華陽院と同じ所に在り、竹千代君はその門前町に住んでおったということにしよう。」としています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 歴史 (2)
- 参考資料
-
-
小和田哲男 [ほか]著 , 小和田, 哲男, 1944-. 家康と駿府城. 静岡新聞社, 1983.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001614807-00 , ISBN 4783810222 -
中村孝也 著 , 中村, 孝也, 1885-1970. 徳川家康公伝. 東照宮社務所, 1965.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001066434-00
-
小和田哲男 [ほか]著 , 小和田, 哲男, 1944-. 家康と駿府城. 静岡新聞社, 1983.
- キーワード
-
- 徳川 家康
- 竹千代
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000316225