レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008/05/20
- 登録日時
- 2011/04/01 02:01
- 更新日時
- 2022/06/20 10:11
- 管理番号
- H20-12
- 質問
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解決
明治神宮の春の大祭(5/3に開催された崇敬者大祭)について、由来(いつ、誰が始めたなど)を知りたい。
できるだけ詳しく。
- 回答
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明治神宮広報調査課によると、
「崇敬者大祭は明治神宮を支える人たちが年に1回集まって、明治天皇と昭憲皇太后を敬い参拝しましょう。とのことで昭和22年5月1日から始まった。恐らく、宮司が崇敬会を作ることを呼びかけ、大祭を始めることを考えたことではないかと思われる。」とのこと。
※明治神宮社務所に資料があるので、直接うかがうことをおすすめします。
- 回答プロセス
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・神道史大辞典 薗田稔,橋本政宣編 吉川弘文館 2004 <本学請求記号 R172/Son>
→P.954-955に明治神宮の項があるが、大祭については記載なし。
参考文献あり(5件)→そのうち、『明治神宮略記』は『明治神宮叢書17巻』にあり。(有力情報は見当たらず。)
・明治神宮叢書 第15巻 祭儀編 明治神宮編 明治神宮社務所 <本学請求記号 175.936/Mei/15>
→P.2 "諸祭には、(中略)五月の崇敬者大祭"と、あるのみ。
・神道事典 國學院大學日本文化研究所編,井上順孝[ほか]編集委員 弘文堂 1994
<本学請求記号 R170/Ino>
→P.357 崇敬会の項に"昭和21年(1946)6月の発会(中略)昭和35年社殿の復興がなってからは、協賛活動より、祭神である明治天皇の「御聖徳」のもとに崇敬者を結集し、その組織を基礎に社会教化と明治の精神の作興を計ることを目標に活動を展開してきている。"とあり、S21年以降から始まったと思われるが、確証なし。
・明治神宮 広報調査課に何か情報が掲載されている資料はないか問い合わせる。
(5/10 Tel.03-3379-5519)
(ご回答)
・明治神宮本殿がS20年4月に東京大空襲で消失した。その後、国をあげて明治神宮を再生させたいという声があがった。しかし費用などがかかることもあり、地元を中心に明治神宮を支える組織ができた。大祭は神宮を支える人たちが年に1回集まって、明治天皇と昭憲皇太后を敬い参拝しようとのことでS22年5月1日から始まった。恐らく、宮司が崇敬会を作ることを呼びかけ、大祭を始めることを考えたことではないかと思われる。
・社務日誌として『明治神宮叢書』に掲載があるかもしれない。(→残念ながら掲載なし。)
・崇敬会や大祭に関する資料があるので、社務所に来ていただければもっと詳しく説明いたします。
(うかがう場合は前日までに電話で連絡が必要。)
- 事前調査事項
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・明治神宮HP
・日本社寺大観 神社篇 名著刊行会 1970 <本学請求記号 R175/Nih>
- NDC
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- 神社.神職 (175 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 崇敬者大祭
- 明治神宮
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 学生
- 登録番号
- 1000083879