レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015/11/20
- 登録日時
- 2016/03/06 00:30
- 更新日時
- 2016/03/06 00:30
- 管理番号
- 6001012920
- 質問
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解決
閏年あるいはその翌年に「年内立春」という現象が起きる、とインターネットで読みました。康正元年・二年の立春はそれぞれ何月何日だったのでしょうか。そして、それぞれの暦上の春の期間は何月何日までだったのでしょうか。
- 回答
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まず、次の資料で確認しました。
『現代こよみ読み解き事典』(岡田芳朗/編著 柏書房 1993.3) 当館請求記号【449.3/6N/(2)】(貸出不可)
p.30 「二十四節気の節は、気候の始まりに配されていることに注目したい。春は立春より、夏は立夏より、秋は立秋より、冬は立冬より始まる」とあることから、ご質問の「暦上の春の期間」を「立春から立夏の前日まで」と考えて調査しました。
『日本暦日便覧 下 暦日表篇(増補)』(湯浅吉美/編 汲古書院 1990.2)当館請求記号【449.8/1N】(貸出不可)
p.780-781
康正元年/正・12(立春)、4・14(立夏)、12・22(立春)
康正2年/3・25(立夏)
※康生元年は西暦1455年、2年は1456年です。
以上の記述から、康正元年は1月12日が立春、それ以降4月13日までが春、また、12月22日も立春。それ以降康正2年の3月24日までが「暦上の春の期間」だったことになります。なお、康正2年には立春の記載がありませんでした。
念のため、『日本暦日原典』(内田正男/編著 雄山閣 1975)【449.3/2】(個人貸出不可)でも調査しました。
p.350 康生元年
数字をもとに計算したところ、1月12日が立春、4月14日が立夏、12月22日が立春になりました。
p.351 康生2年
そもそも「立春」がなく、数字をもとに計算したところ、3月25日が立夏になりました。
[事例作成日: 2015年11月20日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 時法.暦学 (449 8版)
- 参考資料
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- 現代こよみ読み解き事典 岡田/芳朗∥編著 柏書房 1993.3 (30)
- 日本暦日便覧 下 増補 湯浅/吉美∥編 汲古書院 1990.2 (780-781)
- 日本暦日原典 内田/正男∥編著 雄山閣 1975 (350-351)
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000188935