レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年06月12日
- 登録日時
- 2016/08/05 17:41
- 更新日時
- 2016/08/12 19:49
- 提供館
- 岐阜県図書館 (2110001)
- 管理番号
- 岐県図-2301
- 質問
-
解決
「飛騨八景」について、8か所の所在地や趣旨、主催者について知りたい。
- 回答
-
1 昭和期の「飛騨八景」に関する資料は見つけられなかった。
『高山市史 第三巻』(高山市編・刊 1983年発行)p.169に大正15年に行われたとの記載がある。また『岐阜県の桜』に記載のあった「桜野」についても記載があることを紹介。
---(引用始め)--------------------------
飛騨八景
飛騨毎日新聞が読者の投票で選出した(高点順)。1打江四十八滝、2桜野(国府町)3松泰寺(高山)、4桜洞城跡(萩原)、5朝六橋(小坂)、6千光寺、7柏原滝(丹生川)8北山公園(高山)
---(引用終わり)------------------------
1の打江四十八滝は現在宇津江四十八滝とも表記する(現高山市国府町)。6の千光寺は所在地の記載はなかったが、現在の高山市丹生川町にある。
趣旨については記載をみつけられなかった。また主催の飛騨毎日新聞(大正15年1月-大正15年10月)は、マイクロフィルムを所蔵。
2 今回の「飛騨八景」とは異なるが、『岐阜県観光誌』(岐阜県観光協会編・刊 1941年発行)には古来からの「飛騨八景」が記載されている(p10-11)。こちらは飛州志に記されたものの引用で、以下8つにそれぞれ詩がついている。
・国分晩鐘 ・高城秋月 ・位山暮雪 ・灘面落雁 ・上野夕照 ・松下夜雨 ・三枝晴嵐 ・宮川長流
同資料には「飛州八所」についても同様に場所と歌が記載されている。
・久々野山 ・保農府乃里 ・錦山 ・位山 ・山口 ・宮 ・灘 ・細江
同様の記述は『宮村史 史料編一 古代・中世・近世』(宮村史編集委員会編 宮村刊 2002年発行)にもあり。(p.47-49「26 1501~1503(文亀の頃)飛騨八所の和歌(細江漁夫作))。こちらの資料には「飛騨八所和歌の裏書」の記載もある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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『岐阜県の桜』(石垣和義著,1990年刊)p.211には終戦直後に行われたとある。
- NDC
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- 日本 (291 9版)
- 観光事業 (689 9版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000195637