レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009年01月29日
- 登録日時
- 2009/02/19 15:06
- 更新日時
- 2009/02/19 15:06
- 管理番号
- 福井県図-20090129
- 質問
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解決
『曽良日記』8月7日の記述に、「快晴。辰ノ中刻、全昌寺ヲ立。立花十町程過テ茶屋有リ。」とあるが、立花とは、今の地図でいうと、どのあたりか。また、「立花」という名称は残っているか。また、『奥の細道行脚』以外の本で、「立花」がどのあたりかを記載されているものがあれば教えてほしい。
- 回答
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1.「立花」は、現在の加賀市橘町 です。
『角川日本地名大辞典』17 石川県 1981.7 角川書店 p.552には「大聖寺川の支流奥谷川の中流左岸に位置する。」と記述されています。
『石川県の地名』日本歴史地名大系17 1991.9 平凡社 ISBN:4-582-49017-4 p.102には「橘村(現:加賀市橘町)」「大聖寺川下流部の支流奥谷川の中流域に位置し、西は永井村」と記述されています。
2.『奥の細道行脚』以外の本で、「立花」がどのあたりかを記載されている本は、1冊ありました。
おくのほそ道 附 曽良随行日記 杉浦正一郎/校註 1975.9 岩波書店(岩波版ほるぷ図書館文庫)p.142の脚注には、「橘。江沼郡三木村に属す」とあります。
- 回答プロセス
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1.曽良日記には、いろいろな呼び名があるので、それぞれのタイトルで自館蔵書を検索。(「曽良日記、曽良旅日記、曽良 奥の細道随行日記」
2.1.により、『おくのほそ道 附 曽良随行日記』を見つけ、「立花」に関する脚注を発見。
3.角川・平凡社の地名辞典で「たちばな」を確認。
4.現在の地図、『石川県広域・詳細』県別マップル道路地図 17 2004.4 昭文社 ISBN:4-398-62767-7 p.109に、橘町 があり、奥谷川の中流左岸に位置しているとわかる。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 『奥の細道行脚』櫻井武次郎/著 2006 岩波書店 ISBN:4-00-022385-2 (915.5/サクラ)
- キーワード
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- 石川県加賀市橘町
- 立花
- 曾良日記 (曽良日記)
- 奥の細道
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 地名
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000051758