レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/05/17
- 登録日時
- 2018/02/15 00:30
- 更新日時
- 2018/02/25 10:59
- 管理番号
- 茨城-2017-030
- 質問
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解決
(1) ギネスブックで世界最高齢は何歳か。
(2) 泉重千代氏は120歳で亡くなったと記憶しているが,ギネスブックには何歳で記録されているか。
- 回答
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(1) 『ギネス世界記録 2017』によると,史上最高齢はジャンヌ・ルイーズ・カルマン氏(フランス)で,122歳164日となっています。
史上最高齢の男性は,木村次郎右衛門氏で,116歳54日となっています。
(2) 泉重千代氏については,『ギネス世界記録 2007』では,史上最高齢の男性で120歳237日と出ていますが,『ギネス世界記録 2011』では,提出された出生証明書が若くして亡くなった兄のものである可能性があり,その場合,重千代氏の享年は120歳ではなく105歳になるとの記述があります。
『ギネス世界記録 2012』では,トーマス・ペーター・トラヴァルド・クリスチャン・フェルディナンド・モーテンセン氏が,年齢が確認されている最高齢の男性と書かれています。
また,2012年12月27日朝日新聞夕刊大阪本社発行版の「115歳252日、男性で史上最長寿 京都・木村さん、世界一並ぶ」という記事では,「ギネスブック2011年版までは、鹿児島県の泉重千代さん(1986年死去)を男性の史上最長寿と認定していたが、戸籍に疑問があるとして12年版からはデンマークのクリスチャン・モーテンセンさん(98年死去)を最長寿としている。」と書かれていました。
- 回答プロセス
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(1) 最高齢→最新版のギネスブックを確認。
(2) 泉重千代氏の年齢→インターネットを検索→ウィキペディア→出典より,該当するギネスブックを確認
(3) 泉重千代氏の年齢→当館が契約している新聞記事データベースを確認(茨城新聞・朝日新聞)
・朝日新聞→回答へ
・茨城新聞→2013年 06年13日「世界最高齢116歳死去 男性史上最長寿 京都の木村さん」
「1986年に死去した鹿児島県伊仙町の泉重千代さんについては、ギネス社はホームページで、当時120歳の年齢に疑問が生じたとしている。」と記載あり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本語 (031 9版)
- 参考資料
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クレイグ・グレンディ 編 , 大木哲, 井上美和子, 片岡夏実, 権田アスカ, 高取和代 翻訳・翻訳編集 , Glenday, Craig , 大木, 哲 , 井上, 美和子 , 片岡, 夏実, 1964-. ギネス世界記録 2017. 角川アスキー総合研究所, 2016.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I027557211-00 , ISBN 9784048996068 (p.76) -
クレイグ・グレンディ 編 , Glenday, Craig. ギネス世界記録 2007. ポプラ社, 2006.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008357225-00 , ISBN 4591094766 (p.63) -
クレイグ・グレンディ 編 , Glenday, Craig. ギネス世界記録 2011. 角川マーケティング, 2010.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000011046746-00 , ISBN 9784048954075 (p.99) -
クレイグ・グレンディ 編 , Glenday, Craig. ギネス世界記録 2012. 角川マガジンズ, 2011.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I023154885-00 , ISBN 9784048954396 (p.102)
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クレイグ・グレンディ 編 , 大木哲, 井上美和子, 片岡夏実, 権田アスカ, 高取和代 翻訳・翻訳編集 , Glenday, Craig , 大木, 哲 , 井上, 美和子 , 片岡, 夏実, 1964-. ギネス世界記録 2017. 角川アスキー総合研究所, 2016.
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000230644