レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021/07/30
- 登録日時
- 2021/09/03 00:30
- 更新日時
- 2021/09/03 00:30
- 管理番号
- 6001049952
- 質問
-
解決
日本初のプラネタリウムはいつどこに設置されたのか知りたい。
- 回答
-
日本初のプラネタリウムは、1937年に大阪市立電気科学館に設置されました。
以下の資料に記述がありました。
<図書>
・『大阪市立電気科学館50年のあゆみ』(大阪市立電気科学館/編 大阪市立電気科学館 1987.3)
p.12-14に、大阪市立電気科学館へのプラネタリウムの導入の経緯について説明があり、p.14に「我が国に未だ例を見ない電気の啓発を主眼とした、しかも東洋で初めてのプラネタリウムを持った科学館」という記述があります。
また、「IV年表」(p.114-125)のp.114-115に、1937年1月7日にプラネタリウムの組立を開始し、同年2月20日に組立完了、試運転を行ったと書かれています。
・『プラネタリウム白書 2001』(日本プラネタリウム協会 2001.10)
p.3に「日本にプラネタリウムが誕生したのは、Ⅰ型機誕生から14年後の1937年のことで、大阪市によって四ツ橋の電気科学館内にZeissⅡ型が設置されたのが最初である。」という記述があります。
・『なにわ大阪再発見 第7号』(なにわ文化研究会/編 大阪21世紀協会文化部 2004.11)
p.92に、昭和十二年(一九三七年)に四ツ橋に開館した電気科学館が、日本で最初にプラネタリウムを設置したという説明があります。
・『日本の天文学の百年』(日本天文学会百年史編纂委員会/編 恒星社厚生閣 2008.3)
p.243に「プラネタリウムが我が国に初めて設置されたのは大阪市立電気科学館で,1937年のことである.電力事情調査のため欧米の視察を行なった大阪市電気局の木津谷栄三郎電灯部長が,プラネタリウムを設置したばかりのドイツ博物館やイギリスの博物館を見学して感激し,大阪市へ進言したことに始まる.」という記述があります。
<WEB>
・大阪市立科学館 大阪市立科学館の概要 東洋初のプラネタリウム 日本初の科学館(2021/7/30現在)
https://www.sci-museum.jp/about/
「大阪市立科学館は、昭和12(1937)年3月に開館した日本初の科学館「大阪市立電気科学館」を継承しています。また、電気科学館には、東洋で初めて導入されたプラネタリウムが設置されていました。」
[事例作成日:2021年7月30日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 天文学.宇宙科学 (440 10版)
- 参考資料
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- 大阪市立電気科学館50年のあゆみ 大阪市立電気科学館∥編集 大阪市立電気科学館 1987.3 (12-14,114-115)
- プラネタリウム白書 2001 日本プラネタリウム協会 2001.10 (3)
- なにわ大阪再発見 第7号 なにわ文化研究会∥編 大阪21世紀協会文化部 2004.11 (92)
- 日本の天文学の百年 日本天文学会百年史編纂委員会∥編 恒星社厚生閣 2008.3 (243)
- https://www.sci-museum.jp/about/ (大阪市立科学館 大阪市立科学館の概要 東洋初のプラネタリウム 日本初の科学館(2021/7/30現在))
- キーワード
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- プラネタリウム(プラネタリウム)
- 電気科学館(デンキカガクカン)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000304190