落語で百人一首を題材にした演目があるときいた。題が知りたい。

百人一首を題材にした落語として以下の6演目を確認
　「千早（ちはや）ふる」（別題「龍田川」「百人一首」など）
　「反故（ほうぐ）染め」
　「崇徳院（すとくいん）」
　「百人一首」　
　「鶴満寺（かくまんじ）」（別題「小町桜」）
　「高野違い（こうやちがい）」
　　
以下の資料に紹介されています
　〇『大正期SP盤レコード芸能・歌詞・ことば全記録 8』 大空社 1997年
　〇『落語日和』 落語日和編集委員会／編 山川出版社 2014年
　〇『落語ハンドブック』 山本進／編 三省堂 2001年
　〇『定本艶笑落語 1』 小島貞二／編 筑摩書房 2001年
　〇『古典落語 第2期 第1巻』 飯島友治／編 筑摩書房 1976年
　〇『落語百選 冬』 麻生芳伸／編 筑摩書房 1999年
　〇『落語百選 春』 麻生芳伸／編 筑摩書房 1999年
　〇『古典・新作落語事典』瀧口雅仁／著 丸善出版 2016年
　〇『落語事典』東大落語会／編 青蛙房 1979年

１　所蔵資料の内容を確認する
　〇『大正期SP盤レコード芸能・歌詞・ことば全記録 8』 大空社 1997年
　　p.412～418「千早振」の収録あり
　　p.902～905「百人一首」の収録あり
　　　「百人一首」についての書籍の内容についての話
　〇『落語日和』 落語日和編集委員会／編 山川出版社 2014年
　　p.159「崇徳院」
　　　説明文中の崇徳院の御製歌「瀬をはやみ岩にせかるる滝川の…」は百人一首にも収録あり
　　p.165～166「千早振る」
　　　「百人一首中の在原業平が詠んだ和歌」に「即興で意味を付けていった」話
　〇『落語ハンドブック』 山本進／編 三省堂 2001年
　　ｐ.96　「千早振る（別題）龍田川、百人一首）」
　　　「百人一首のうちの」と記載あり
　〇『定本艶笑落語 1』 小島貞二／編 筑摩書房 2001年
　　ｐ.220～222　「反故（ほうぐ）染め」を収録
　　　「反故染めで百人一首を散らし」た着物の話
　〇『古典落語 第2期 第1巻』 飯島友治／編 筑摩書房 1976
　　p.261～277　「千早振る」 を収録
　〇『落語百選 冬』 麻生芳伸／編 筑摩書房 1999年
　　p.293～304　「千早振る」を収録
　〇『落語百選 春』 麻生芳伸／編 筑摩書房 1999年
　　p.207～225　「崇徳院」を収録
　
２　記載がなかった資料
　×『落語風俗事典 上』 北村一夫／著 社会思想社 1978年
　×『落語風俗事典 下』 北村一夫／著 社会思想社 1979年
　
３　本館による後日調査
　〇『古典・新作落語事典』瀧口雅仁／著 丸善出版 2016年
　　ｐ.58「鶴満寺（かくまんじ）」（別題　「小町桜」）
　　　酔った寺男が「花の色は移りにけりないたづらに…」の百人一首の小野小町の歌で言い訳をする
　　ｐ.94「高野違い（こうやちがい）」
　　　孫が遊んだという百人一首が出しっぱなしにしてあるところから話が始まる
　　ｐ.151～152「崇徳院（すとくいん）」
　　ｐ.180　「千早振る（ちはやふる）」
　〇『落語事典』東大落語会／編 青蛙房 1979年
　　ｐ.294　「千早振る（ちはやふる）」
　　p.577～578　「百人一首（百人一首）」