レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2004年03月31日
- 登録日時
- 2005/12/08 13:17
- 更新日時
- 2020/06/04 17:49
- 管理番号
- 県立長野-04-008
- 質問
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解決
「【涅】の土をユにしたもの【般】の又の下に木を書いたもの」という漢字の熟語の読み方と意味が知りたい。
- 回答
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ねはん。『難字大鑑』(「難字大鑑」編集委員会編 柏書房1976)【813/161】p.135に「涅槃」の略字とある。また「涅槃」とは『日本国語大辞典 第10巻』(小学館国語辞典編集部編 小学館2001)【813/ショ/10】p.706に“仏語。すべての煩悩の火がふきけされて、悟りの智慧を完成した境地。迷いや悩みを離れた安らぎの境地。またその境地に達すること。解脱。(中略)仏、とくに釈迦の入滅をいう”とある。
- 回答プロセス
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1 通常の漢和辞典などでひくことが困難であったため、『難字大鑑』をみる。この資料の検索編には、総画数からひくことのできる索引と、音訓索引があり、総画数10画の漢字をみていくと質問の字形がある。通し番号で「涅」という字に関係のある字である事がわかり「涅」の項をみると、「涅槃」の古字、俗字および合字であることがわかる。
2 [NDC 813 辞典]の『日本国語大辞典 第10巻』(前掲)で「涅槃」の意味を確認する。
- 事前調査事項
- NDC
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- 辞典 (813 9版)
- 参考資料
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難字大鑑編集委員会 編 , 難字大鑑編集委員会. 難字大鑑. 1976.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I025307278-00 (【813/161】p.135)
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難字大鑑編集委員会 編 , 難字大鑑編集委員会. 難字大鑑. 1976.
- キーワード
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- 涅槃
- 難字
- 俗字
- 難読漢字
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 『なんでもきいてみよう』(県立長野図書館 平成16 第36集)収録レファレンス
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 一般
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000025507