レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年05月14日
- 登録日時
- 2017/03/15 11:35
- 更新日時
- 2017/06/20 12:57
- 管理番号
- 埼熊-2016-154
- 質問
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解決
松代大本営は3つに分かれていたと聞いたが、どのように分かれていたのか知りたい。
- 回答
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以下の資料に関連の記述があった。
『松代大本営 歴史の証言』(青木孝寿著 新日本出版社 1992)
p11-17「松代大本営のあらまし」
p17「松代付近では政府・NHKを入れるイ号倉庫と呼ばれる地下壕を象山(埴科郡清野村・西条村地籍)に、大本営を入れるロ号倉庫を舞鶴山(西条村)に(ここに仮皇居を建設)、食料庫を予定したハ号倉庫を皆神山(豊栄村・東条村)に、それぞれ地下壕として建設された。このほか善光寺に、ニ・ホ・ヘ・ト・チ・リ などの各号倉庫が予定されている。」
p13-16 「図1 イ号倉庫(象山地下壕)平面図」「図2 ロ号倉庫(舞鶴山地下壕)仮皇居等の設計図と建造物の用途」「図3 ハ号倉庫(皆神山地下壕)平面図」
『松代地下大本営 証言が明かす朝鮮人強制労働の記録』(林えいだい著 明石書店 1992)
p487「工事現場はイ、ロ、ハの三地区にわかれ、イ地区は松代町、清野村、ロ地区は西条村と豊栄村、ハ地区は東条村で」
p490「ロ号倉庫の南側に概要次の通りの施設を造営する。①皇居(皇室ご一家の行在所)の地上施設」
p493「送信施設として須坂鎌田山(ニ号倉庫)、同じく臥龍山(ヘ号倉庫)、小布施、都住(ホ号倉庫)に用地を買収して」
p493「受信施設は象山の西、清野村で同じ作業中隊が地下壕(ト号倉庫)の掘削に着手した。」
p494「チ地区は皇太后、皇太子、その他の親王、内親王と三直系宮家が使用される。現地は松代の西北十二km(長野市の西2km)にあって、裾花皮に沿い、善光寺温泉に近い。」
p495「妻女山(雨宮)の地下壕はリ号倉庫と呼称することとし、印刷局(紙幣、軍票、官報の印刷)が使用」
p498-499に施工出来高をまとめたものあり。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 参考資料
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- 『松代大本営 歴史の証言』(青木孝寿著 新日本出版社 1992) , ISBN 4406020705
- 『松代地下大本営 証言が明かす朝鮮人強制労働の記録』(林えいだい著 明石書店 1992) , ISBN 4750304441
- キーワード
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- 松代大本営
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 歴史
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000211710