レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年11月17日
- 登録日時
- 2017/08/13 10:49
- 更新日時
- 2017/11/14 15:40
- 管理番号
- 2017-15
- 質問
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未解決
「松山藩御役録」には藩士の苗字があると思われるが、そこにあるのは全ての藩士か。また、士族が分家の際に苗字を変えることや、明治維新で苗字を変えた士族はいるのか知りたい。
- 回答
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(1)「松山藩御役録」には藩士の苗字があると思われるが、そこにあるのは全ての藩士か。
『松山藩御役録』【資料1】は伊予史談会所蔵の松山藩の家臣録8史料を掲載し、「伊予史談会双書19」として平成元年に発行され、現在は改訂2版を史談会で販売している。
『松山藩御役録』のまえがきに、「これらを通覧すると、藩士の役録の大要が把握され、藩史研究の有力な史料である」と記載されているが、藩士全員を網羅しているかどうかは不明。
掲載史料名と時期は以下のとおり。
乾光院殿御治世支配帳 明暦4年(1658年)
懐中便覧松山役録 宝永元年(1704年)
松山分限録 寛政元年(1789年)
松山俸禄 文化5年(1808年)
松山古今役録 文化12年(1815年ごろ)
松山暦俸略記 弘化年間(1844-1847)
松山武鑑 嘉永5年(1852年)
幕末松山藩御役録 安政6年(1859年)
(2)士族が分家の際に苗字を変えることや、明治維新で苗字を変えた士族はいるのか知りたい。
【資料2】によると、氏や姓を変えることは、各時代で行われているとある。
【資料3】の中に、出羽久保田藩佐竹家の事例が紹介されており、佐竹家から新田として二万石を分与された義長についての記載がある。
明治維新で苗字を変えた士族についてはわからなかった。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 四国地方 (218)
- 日本史 (210)
- 参考資料
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- 【資料1】『松山藩御役録』(伊予史談会 1989年)<当館請求記号:K208-71>
- 【資料2】『国史大辞典』(吉川弘文館)
- 【資料3】『江戸大名の本家と分家』(野口朋隆/著 吉川弘文館 2011年)<当館請求記号:210.5-ノト-2011>
- キーワード
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- 松山藩役録(まつやまはんやくろく)
- 明治維新
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000220312