レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年8月21日
- 登録日時
- 2014/10/12 12:03
- 更新日時
- 2014/10/23 14:50
- 管理番号
- 相市-H26-005
- 質問
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解決
①境川にナカザト橋(通称わかれ橋)は現存するか。
②津久井三姫物語の「くしかわ姫」にまつわる伝説や建物などがあるか、あればその所在地はどこか。
③津久井三姫物語の「おりはな姫」にまつわる折花神社付近の折花橋の所在地はどこか。
- 回答
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回答プロセスの資料から、以下のとおり回答した。
①現存する。
②「くしかわ姫」にまつわる伝説については『津久井町郷土誌』の記載のとおり。建物については、かつて串川下流の小倉に「小櫛堂」があった。(現存していない)
③折花宮付近に橋があることは確認できるが詳しい所在地は不明。
- 回答プロセス
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①について
自館のOPACで“わかれ橋”を検索したところ、以下の資料がヒットした。
『大野北地区史跡MAP』大野北地区史跡を守る会 2012 【K1-29 S29362795】
→MAPより「わかれ橋(中里橋)」が現存していることが確認できた。
『第30回相模原市文化財展』 相模原市 2004 【K1-06 S22886857】
→「大野北の文化財めぐり」に「別れ橋(中里橋)」について、記述および写真の掲載あり。
②について
郷土に関する棚をブラウジングして以下の資料を見つけた。
『津久井町郷土誌』津久井町教育委員会 1987 【K1-21津久井 S23688682】
→p.330「津久井町の民話・伝説ほか」の項に「串川の由来」あり。
伝説について述べられている。
『郷土くしかわ 第3号』串川を語る会 1962 【K1-05津久井 S00687103】
→p.10「地名「串川」考」に、姫ではないが悲恋の女性として伝説が述べられている。
インターネット検索エンジンGoogleにて“津久井 くしかわ姫”をキーワードに検索したところ、以下のサイトがヒットした。
「神奈川やまなみ五湖NAVI」(神奈川県政策局政策部土地水資源対策課HP)http://www.suigen.jp/special/article/001027.html(最終確認2014/10/12)
→櫛川(くしかわ)姫にまつわる伝説とゆかりの地が記載されている。
③について
自館のOPACで“津久井 折花”を検索したところ、以下の資料がヒットした。
『津久井歴史散歩』小川良一 揺籃社 1988 【K1-29津久井 S05443775】
→p.77「103 神ノ川に伝わる秘話(折花姫物語)」の項に伝説が記載されている。折花宮の写真も掲載されているが、詳しい場所は不明。
『津久井歴史ウォーク』前川清治 東京新聞出版局 2003 【K1-29津久井 S22369847】
→p.4-5地図左下に「神の川と折花姫の伝説」が印されているが、詳しい場所は不明。
p.175「3 神の川と折花姫の伝説《津久井町》」に伝説の記載あり。折花宮が神の川の上流にあると書いてあるが、やはり詳しい所在地は不明。
p.177には折花宮の写真が掲載されている。
『つくい町 文化財 歴史地図』津久井町教育委員会 2006 【K1-29津久井 S24212946】
→地図中62に「折花宮」があり、近くに橋があることが確認できる。
『道志川物語』前川清治 中道志川トラスト協会 2000 【K1-51津久井 S24271801】
→p.3に「神の川と折花姫の伝説」が記載されている。
また、相模原市HP「市民カメラマン」http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/area/onepoint/h23/402.html(最終確認2014/10/12)にも「折花宮」の写真が記載されているが、やはり所在地は不明。
※【】内は自館の請求記号と資料コードです。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 『大野北地区史跡MAP』大野北地区史跡を守る会 2012
- 『第30回相模原市文化財展』 相模原市 2004
- 『津久井町郷土誌』津久井町教育委員会 1987
- 『郷土くしかわ 第3号』串川を語る会 1962
- 『津久井歴史散歩』小川良一 揺籃社 1988
- 『津久井歴史ウォーク』前川清治 東京新聞出版局 2003
- 『つくい町 文化財 歴史地図』津久井町教育委員会 2006
- 『道志川物語』前川清治 中道志川トラスト協会 2000
- キーワード
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- 境川
- 津久井
- 伝説
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000160816