レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/01/01
- 登録日時
- 2019/03/31 00:30
- 更新日時
- 2019/04/09 16:04
- 管理番号
- HC-1901802
- 質問
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解決
江戸時代に多摩川で獲れた鮎を江戸に運んだことについて、また、歌われていた「あゆかつぎうた」について知りたい。
- 回答
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江戸時代、「幕府への鮎運上の呼称は「御用鮎」、「後菜鮎」、「献上鮎」、「上納鮎」、「上ヶ鮎」などがあり、当初多摩川沿いの数ヶ村が行っていた鮎上納は、時代が下るとともに増えて、川沿いの村々で競って行うようになる」と『多摩のあゆみ 第110号 特集“鮎”』(2003年 たましん地域文化財団)p.13に多摩川鮎についての記述があります。『八王子市北部地域 加住の民俗』(2015年 八王子市総合政策部市史編さん室)p.395に幕府献上鮎についての記載があります。また、鮎は多摩川から甲州街道で運んだということが『多摩歴史街道』(1992年 建設省関東建設局)p.47の上納鮎についての記述の中に記載されています。
また、「あゆかつぎうた(鮎担ぎ歌)」については、『八王子市北部地域 加住の民俗』(2015年 八王子市総合政策部市史編さん室)p.365にどういった時に歌われていたか、歌詞等が掲載されています。同様に『日本民謡大事典』(1983年 雄山閣)にも掲載されています。
歌詞は、「多摩川飛んで出てョー新宿にナー入りゃョー四谷のナー蔦屋ョー一息だョー 鮎は瀬に住む鳥は木に止まる 人は情けの下に住む(『日本民謡大観』関東篇より)
歌については『多摩・ふるさとの唄』(1971年 武蔵書房)p.139にも掲載されています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 交通史.事情 (682 10版)
- 参考資料
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- B11153636 日本民謡大事典 浅野建二/編 雄山閣 1983.6 388.91 4-639-00240-8
- B11679923 多摩歴史街道 相武国道25周年記年誌編集委員 建設省関東地方建設局 1992.3 68
- B11946988 多摩のあゆみ 第110号 たましん歴史・美術館/編 たましん地域文化財団 2003.5 25
- B12558424 八王子市北部地域 加住の民俗 八王子市市史編集専門部会民俗部会/編 八王子市総合政策部市史編さん室 2015.3 38
- B11478871 多摩・ふるさとの唄 原田重久/著 武蔵書房 1971 388.91365
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 一般
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000254207