レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年01月21日
- 登録日時
- 2021/01/26 00:30
- 更新日時
- 2021/12/29 00:32
- 管理番号
- 3A20006993
- 質問
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解決
中央大通りの成り立ちについて書かれた本があれば見たい。
- 回答
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中央大通りは、大阪市都心部と大阪港および東大阪市方面への連絡路として重要な道路です。戦災復興土地区画整理事業において都心再開発を目指して計画された新設道路で、昭和30年代前半から工事が進められました。37年に法円坂~森之宮間、40年に西横堀川以西の西区と港区内が完成しました。さらに万国博覧会関連事業として、45年に船場地区および森之宮~東大阪市境間の街路事業が完成しました。(下記資料(1)より)
関連する記述のある資料を以下にご紹介します。
(1) 『角川日本地名大辞典 27 大阪府』(「角川日本地名大辞典」編纂委員会/編 角川書店 1983.10)
p.769に「中央大通り」の項があり、成り立ちについて簡潔に記述されています。また、「大阪市中央部を東西に貫く幹線街路の通称。(中略)認定路線名は市道築港深江線」と記述があります。
(2) 国立国会図書館デジタルコレクション『大阪の町名 : 大阪三郷から東西南北四区へ』(大阪町名研究会 編 清文堂出版 1977.9) (図書館送信参加館内公開) <当館書誌ID:0070049341>
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/9573933 (2021.6.18確認)
p.161(コマ番号91)「船場中央一~五丁目」の項に、中央大通りについての記述があります。
(3) 『中央大通 -都市計画街路:築港深江線 船場地区・谷町地区-』(大阪市総合計画局/編 大阪市総合計画局 1970)
中央大通の概要や建設の歴史について記載があります。写真も多数掲載されています。
(4) 『築港深江線及び高架下ビル建設概要』(大阪市/編 大阪市 1968)
築港深江線及び高架下ビル建設の計画概要の資料です。
(5) 『築港深江線<船場地区>建設計画について』(大阪市総合計画局 1969.1)
建設時の事業改革や立地条件について記述があります。
(6) 『築港深江線と船場センタービルの誕生まで』(大阪市開発公社/編集 大阪市開発公社 1989.6)
関係者座談会の記録です。
(7) 『大阪都市計画街路築港深江線「船場地区」建設事業誌』(大阪市土木技術協会 1995)
築港深江線の建設についての詳細な記録です。
以下の雑誌に「築港深江線」に関する記事が掲載されていました。
(8) 国立国会図書館デジタルコレクション『建築と社会 = Architecture and society. 45(10)』(日本建築協会 1964-10) (図書館送信参加館内公開)
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/6056418 (2021.6.18確認)
p.49-50(コマ番号41-42) 北田純三郎「築港深江線」
(9) 国立国会図書館デジタルコレクション『建設月報. 20(10)(220)』 (建設広報協議会 編 建設広報協議会 1967-10) (図書館送信参加館内公開)
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3361368 (2021.6.18確認)
p.54-56(コマ番号29-30) 「行政実例セミナー 大阪市築港深江線・船場地区の建設」
(10) 国立国会図書館デジタルコレクション『道路 : road engineering & management review. (322)』(日本道路協会 1967-12) (図書館送信参加館内公開)
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3309000 (2021.6.18確認)
p.5-10(コマ番号6-9) 北田 純三郎「築港深江線(船場地区)の建設計画」
(11) 国立国会図書館デジタルコレクション『新都市. 全国都市計画協議会特集24(11)』(都市計画協会 1970-11) (図書館送信参加館内公開)
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2736999 (2021.6.18確認)
p.46-49(コマ番号29-30) 久保晴茂、松村修「築港深江線(船場地区)の街路建設事業について」
(12) 国立国会図書館デジタルコレクション『ひろば. (169)』(近畿建築士会協議会 編 近畿建築士会協議会 1978-05) (図書館送信参加館内公開)
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2317559 (2021.6.18確認)
p.22-24(コマ番号12-13) 吉岡忠純「船場の今昔 その3 築港深江線と船場センタービル」
- 回答プロセス
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1.商用データベース「JapanKnowledge」にて、“中央大通り”で検索するが、参考になる記述なし。
2.地名事典類で“中央大通り”の記述を確認。資料(1)(2)に記述が見つかる。
3.当館所蔵検索でフリーワード“中央大通”と検索、資料(3)が見つかる。
4.中央大通の正式名称が「都市計画道路 築港深江線」であるため、当館所蔵検索でフリーワード“築港深江”と検索、資料(4)から(7)が見つかる。
5.「国立国会図書館デジタルコレクション」にて、キーワード“築港深江”で検索。資料(8)から(12)が見つかる。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291 9版)
- 陸運.道路運輸 (685 9版)
- 参考資料
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- 当館書誌ID <0000184865> 角川日本地名大辞典 27 大阪府 「角川日本地名大辞典」編纂委員会/編 角川書店 1983.10 9784040012704 資料(1)
- 当館書誌ID <0070049341> 大阪の町名 -大坂三郷から東西南北四区へ- 大阪町名研究会/編 清文堂出版 1977 資料(2)
- 当館書誌ID <0080208502> 中央大通 -都市計画街路:築港深江線 船場地区・谷町地区- 大阪市総合計画局/編 大阪市総合計画局 1970 資料(3)
- 当館書誌ID <0080208522> 築港深江線及び高架下ビル建設概要 [大阪市/編] [大阪市] [1968] 資料(4)
- 当館書誌ID <0010040254> 築港深江線<船場地区>建設計画について 大阪市総合計画局 1969.1 資料(5)
- 当館書誌ID <0012785284> 築港深江線と船場センタービルの誕生まで 大阪市開発公社/編集 大阪市開発公社 1989.6 資料(6)
- 当館書誌ID <0000623491> 大阪都市計画街路築港深江線「船場地区」建設事業誌 大阪市土木技術協会 1995 資料(7)
- 国立国会図書館デジタルコレクション『建築と社会 = Architecture and society. 45(10)』(日本建築協会 1964-10) (図書館送信参加館内公開) https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/6056418 (2021.6.18確認) 資料(8)
- 国立国会図書館デジタルコレクション『道路 : road engineering & management review. (322)』(日本道路協会 1967-12) (図書館送信参加館内公開) https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3309000 (2021.6.18確認) 資料(10)
- 国立国会図書館デジタルコレクション『建設月報. 20(10)(220)』 (建設広報協議会 編 建設広報協議会 1967-10) (図書館送信参加館内公開) https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3361368 (2021.6.18確認) 資料(9)
- 国立国会図書館デジタルコレクション『新都市. 全国都市計画協議会特集24(11)』(都市計画協会 1970-11) (図書館送信参加館内公開) https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2736999 (2021.6.18確認) 資料(11)
- 国立国会図書館デジタルコレクション『ひろば. (169)』(近畿建築士会協議会 編 近畿建築士会協議会 1978-05) (図書館送信参加館内公開) https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2317559 (2021.6.18確認) 資料(12)
- キーワード
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- 中央大通り
- 築港深江線
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000292934