レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年10月08日
- 登録日時
- 2022/10/14 11:53
- 更新日時
- 2023/06/01 11:38
- 管理番号
- 2022-25
- 質問
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解決
三度山について知りたい。
- 回答
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三度山という地名は当館所蔵の国土地理院1:50,000地形図では確認できませんでした。
軽井沢の旅行のガイドブック、登山ガイドの本にもその名前はありませんが、熊野皇太神社のある碓氷峠から矢ヶ崎方面に下る道は「町道三度山線」と呼ばれており、地元の者であればわかる地名となっております。
三度山は現在分譲された別荘地となっているため、ハイキングなどで行くことができる山ではないということで、ガイドブック等には記載がないものと推測されます。
『軽井沢別荘史 避暑地百年の歩み』p14、15に軽井沢町の地図があり、三度山の記述がみられます。
同資料p200の記述によると、大正時代に一坪あたり最高五円で分譲されましたが、昭和に入ってから一部が片倉製糸に売却、戦後には国土計画会社に譲られて矢ヶ崎分譲地となりました。
新渡戸稲造博士が西端に3000坪の土地を買い、200坪の荘園風三階建て洋風別荘を建て、東端には、画家の硲伊之助、高畠達四郎、梅原龍三郎、小山敬三が山荘を構えた、とあります。
『軽井沢物語』巻末の軽井沢別荘案内地図 ※1922年版(東京 神田 三秀舎印行)を参考と記載あり
『軽井沢町別荘案内図1』『軽井沢町別荘案内図1 平成3年版』にも三度山の記述があります。
- 回答プロセス
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1. 当館所蔵の1:50,000地形図を確認したが、『三度山』という地名は確認できなかった。
2. 軽井沢の旅行ガイドブック、長野県と群馬県の登山ガイドを確認したが、こちらにも記載はなかった。
3. 三度山が別荘分譲地であることからキーワード『別荘』で蔵書を検索したところ、『軽井沢別荘史 避暑地百年の歩み』に収録されている軽井沢町の地図 に三度山の記述を確認した。
4. キーワード『三度山』で蔵書検索してヒットした『軽井沢町別荘案内図1』、『軽井沢町別荘案内図1 平成3年版』で地名を確認した。
【調査済資料】
『軽井沢 長野6号』(国土地理院1:50,000地形図)
『信州ふるさと120山』栗田貞多男編・著 長野県山岳協会監修 市川 董一郎著ほか 信濃毎日新聞社
『新・分県登山ガイド 15 長野県の山』垣外 富士男著ほか 山と渓谷社
『新・分県登山ガイド 9 改訂版 群馬県の山』太田ハイキングクラブ著 山と渓谷社
『群馬の山歩き130選』上毛新聞社事業局出版部
『るるぶ軽井沢'14』JTBパブリッシング
『まっぷる軽井沢'14』昭文社
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291)
- 参考資料
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宍戸実 著 , 宍戸, 実, 1924-. 軽井沢別荘史 : 避暑地百年の歩み. 住まいの図書館出版局, 1987. (住まい学大系 ; 3)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001864011-00 , ISBN 4795208034 -
宮原安春 著 , 宮原, 安春, 1942-2017. 軽井沢物語. 講談社, 1991.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002101714-00 , ISBN 4062044986 - [地図] 軽井沢町. 軽井沢町別荘案内図1. 軽井沢町. (当館請求記号 C 290.38 /カ /1, 当館資料番号 1020082002, 複写不可)
- [地図] 軽井沢町. 軽井沢町別荘案内図1 平成3年版. 軽井沢町, 1991. (当館請求記号 C 290.38 /カ /, 当館資料番号 1020081947, 複写不可)
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宍戸実 著 , 宍戸, 実, 1924-. 軽井沢別荘史 : 避暑地百年の歩み. 住まいの図書館出版局, 1987. (住まい学大系 ; 3)
- キーワード
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- 三度山
- 別荘地
- 碓氷峠
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000322579