レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年10月01日
- 登録日時
- 2019/12/26 11:19
- 更新日時
- 2019/12/27 17:38
- 管理番号
- 市川20191001-03
- 質問
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解決
浄土真宗では位牌を使用しないのは何故か。また、位牌の代わりに何を使っているのかを知りたい。
- 回答
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『浄土真宗辞典』(本願寺出版社 2013)p.37「位牌」の項で、「亡くなった人の戒名などを記した札のこと。死者の霊の居所などといわれる。(中略)浄土真宗においては、真実信心を得た者は正定聚(しょうじょうじゅ)に住し現生の命を終えると直ちに往生成仏するという法義に相応しないものとされる。」とあり、浄土真宗では法義上の理由で位牌が存在しないことがわかる。
さらに、『うちのお寺は浄土真宗』(双葉社 1997)p.191には仏壇の荘厳(しょうごん)(おかざり)のしかたとして、「浄土真宗では本来、位牌を用いる習慣はなく、故人の法名軸を仏壇の左右両側面にかけたり、代々の法名を記載した法名帳(ほうみょうちょう)(過去帳)を置いたりする」とある。
また、同書p.195には、おもな仏具として過去帳が取り上げられており、過去帳のイラストに「大谷派では法名帳という。亡くなった先祖の記録。法名、俗名、死亡年月日、年齢などを記載しておく。」という説明が添えられている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 各宗 (188 8版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000271623