レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年09月17日
- 登録日時
- 2015/10/09 08:21
- 更新日時
- 2015/10/14 08:57
- 管理番号
- 宮城県白石高-2015-17
- 質問
-
解決
東北地方の道路は昭和20年代にどんな感じだったか?以下のことを知りたい。
国道,県道,市町村道などの長さ
自動車が運航可能な距離数
舗装されている割合
- 回答
-
昭和26年度末現在,合わせて約120,000キロメートルであり,
自動車が運航可能なのはそのうち38.9%となっている。
また,県別の舗装されている割合は,青森が2%で
それ以外の県は1%未満である。
- 回答プロセス
-
調査資料1のp190『道路』の項に道路状態調査表があり,
各県別の道路の総延長距離数,普通型自動車運航可能な距離数,
舗装区間の%について記載されている。
調査資料2のp302には宮城県の年次別,管理種類別の道路延長調
が掲載されている。昭和26年の欄には,総延長が14,820,221メートル
で自動車が運航可能なのは4,312,071メートル,と記載されており,
宮城県においては29.1%が自動車運航可能であったことがわかる。
また,同じく調査資料2のp303には昭和28年5月末現在の管理種類別,
路面別道路延長調が掲載されている。総延長が15,712,391メートル
で舗装されているのが142,692メートル,と記載されており,
当時の宮城県では,舗装された道路は0.9%であったことがわかる。
以上,2つの資料を用いて回答とした。
- 事前調査事項
-
インターネットの情報で,「東北の産業と交通」という資料があることが
わかったが,宮城県内の公共図書館には所蔵がなかった。
- NDC
-
- 交通史.事情 (682)
- 参考資料
-
- 調査資料1 東北の産業と交通 伊藤可平 東北縣人社 1953
- 調査資料2 宮城県統計要覧 宮城県 宮城県統計協会 1956
- キーワード
-
- 交通-東北地方
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- レファレンスメモによれば,実際に調査したのは,2009年頃の模様。道路行政について授業で扱ったようである。
- 調査種別
- 事実調査 所蔵機関調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 高校生
- 登録番号
- 1000182254