レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年09月26日
- 登録日時
- 2019/10/31 13:04
- 更新日時
- 2019/11/01 08:54
- 管理番号
- 県立長野-19-048
- 質問
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解決
日本画家 加倉井和夫(かくらい かずお)の作品「湖」のモチーフとなっている湖はどこか。この作品は水野美術館(長野市)に所蔵のため、所蔵品図録に書かれてるか。
- 回答
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水野美術館では、今年6月1日から9月1日までの企画展に当該作品が展示されていたので、同館に照会したところ、モチーフは「山梨県にある山中湖」との回答を得た。情報の出典については不明たが、かつて作られた同作品の展示用「音声ガイド」に、山中湖を描いた内容が語られているとのこと。
当館所蔵の『水野美術館名品集』 水野美術館編・刊 2002 【N708/25】 には、加倉井和夫の当該作品は収録されていない。また、当館が所蔵する水野美術館の別の展示図録にはも収録されていなかった。
- 回答プロセス
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1 当館所蔵の『水野美術館名品集』 水野美術館編・刊 2002 【N708/25】 には、当該作品は収録されていなかった。また、当館が所蔵する水野美術館の展示図録も確認する。加倉井和夫の作品を収録してはいなかった。
2 『近代日本美術事典』 河北倫明監修 講談社 1989 【703.3/キン】 p.85-86によると、加倉井和夫は山中湖畔に住んでいたことがわかる。
3 水野美術館のサイトに所蔵作品紹介【最終確認2019.10.31】には、モチーフについての記述はなかったが、昭和59年(1984年)日展(改組第16回日展)へ出品されたとわかる。
4 日展の出品作品等を確認できる『日展史 改組日展編』日展史編纂委員会編 日展 【706/25】を調査する。同シリーズは昭和53年分までで刊行を停止していたため、詳細はわからなかった。
3 水野美術館のサイトには、企画展ごとに展示作品一覧があることから、直近の展示された時期を確認する。2019年6月1日から9月1日までの企画展に展示とわかる。ただし、この企画展の図録は所蔵していないため、同館に照会したところ、モチーフは「山梨県にある山中湖」との回答を得た。情報の出典については不明だが、かつて作られた同作品の展示用「音声ガイド」に、山中湖を描いた内容が語られているとのこと。
<その他調査済み資料>
・『日展史41 改組日展編』 日展史編纂委員会編 日展 2002 【706/25/41】
・『河合玉堂展 美しい日本の風景』 水野美術館編・刊 2008 【N721/278】
・『没後100年 菱田春草展 開館10周年』 水野美術館編・刊 2011 【N721/276】
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本画 (721 8版)
- 参考資料
- キーワード
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- 加倉井和夫
- 水野美術館
- 山中湖
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人 図書館
- 登録番号
- 1000263241