レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010/08/25
- 登録日時
- 2010/12/09 02:00
- 更新日時
- 2010/12/09 02:00
- 提供館
- 宮城県図書館 (2110032)
- 管理番号
- MYG-REF-100256
- 質問
-
未解決
菅野家と関わりがあった仙台藩医者:道英盛俊(道白)について知りたい
- 回答
-
当館の資料資料の検索方法を、ご質問内容に沿ってご紹介します。
1. 当館の「資料の検索」(またはホームページの「蔵書検索」)による検索
(1)「道英」「道英盛俊」「道白」をキーワードとして検索しましたが、該当する資料は見つかりませんでした。
(2)「みやぎ じてん」「せんだい じしょ」等をキーワードとして検索した資料の中から、人物について調査できる下記の資料を調査しました。
資料1.『仙台人名大辞書』 「道英」「盛俊」「道白」「菅野」をキーワードとして調査しましたが、該当する項は見つかりませんでした。 「異名別號索引」には、「ドーハク【道伯】」が6件あり、そのうち5件が、「医」とあります。該当する項は見つかりませんでしたが、参考までに引用します。
p.66「イシダ・ドーハク【石田道伯】侍医。諱は可育または可歓、本姓千葉氏、藩医石田道喜の嗣藩医錦織東嶽に従遊し、侍医に進む、(略)」
p.156「オーイズミ・ドーエー【大泉道盈】医。藩の本道医員、其の子藩医岡氏の後となり道伯と称す、父子名医を以て称せられる。」
p.165「オカ・ドーハク【岡道伯】医。名は昌富、字は子鳳、本姓大泉氏、岡道善の嗣、(略)」
pp.604-605「センゴク・ドーハク【千石道伯】医。諱は清庸、字は孟中、桃生郡中津山の名医千石道恕の養子、実は同郡飯野川村畠山民蔵の子、(略)」 p.791「トライワ・ドーケー【虎岩道啓】医。虎岩道説の養子、実は但木久隆の二子、晩に道説と改め、近侍医となる、子頼遠道川と称す、其の子道伯頼年、道啓頼備、道済頼周継で世々仙台藩の医たり。(東藩史稿)」
資料2.『角川日本姓氏歴史人物大辞典 4』 「宮城県の人物」の章があり、第一部は歴史・人物編、第二部は姓氏編となっています。 「菅野」については26の項があります。「道英」「盛俊」「道白」をキーワードとして調査しましたが、該当する項は見つかりませんでした。 資料1の「異名別號索引」で検出した「石田」「大泉」「仙石」「虎岩」の各氏を確認したところ、p.471石田の6項目が医師の系譜で,「その跡は菅野氏の子が継いで道伯盛親と称し」の一文がありました。
資料3.『私本仙台藩士事典』 「菅野」については21の項があります。「道英」「盛俊」「道白」をキーワードとして調査しましたが、該当する項は見つかりませんでした。 資料1の「異名別號索引」で検出した「石田」「大泉」「仙石」「虎岩」の各氏を確認しましたが,該当する項は見つかりませんでした。
資料4.『仙台藩歴史事典』 p.52「伊達家世巨録」の「御医師」の表を調査しましたが、該当の氏名は見つかりませんでした。 p.299「仙台藩医家」の表の「外科」の覧に「菅野」とありますが、姓だけの表なのでそれ以上のことはわかりません。
資料5.『宮城県百科事典』 「道英」「盛俊」「道白」「菅野」をキーワードとして調査しましたが、該当する項は見つかりませんでした。
(3)「仙台藩 医師」をキーワードとして検索したところ、下記の資料が見つかりました。
資料6.『仙台における医史の研究 第1輯』 目次からは直接該当するものが見つかりませんでした。「仙台医史資料展覧会目録並に解説」が所収されているので、掲載されている文献を調査する方法もあります。
資料7.『文と人と:高柳義男先生文集』 「藩政時代の医学を調べる」の章があり、仙台藩出身の医師についても触れられていますが、該当する氏名は見つかりませんでした。
2. 宮城県内公共図書館所蔵郷土関係論文目録 http://www.library.pref.miyagi.jp/cgi-bin/kyodo/kyodo_ref.cgi による検索
(1)「道英」「道英盛俊」「道白」をキーワードとして検索しましたが、該当する資料は見つかりませんでした。
(2)「仙台藩 医」をキーワードとして検索すると16件の論文が表示されます。その中から「医師」とタイトルにあるものを調査しました。 (最終アクセス日:2008年10月19日)
資料8. 張基善「仙台藩における諸医師とその把握・動員」『歴史』109号 東北史学会. 2007年9月 pp.79-108
論文中、氏名が出ている箇所もありますが、該当する氏名は見つかりませんでした。参考文献が掲載されているので、そちらの資料を調査する方法もあります。
3. 各市町村史(誌)を調査
調べたい人物と関連する市町村史(誌)に「医学」「人物誌」等の項がある場合もあります。 仙台市を例にあげますと、資料9.「仙台市史 4」にはpp.395-473「仙台藩に於ける医学の発達」の章があり、多数の関係者等の記述があります。索引はありませんが、目次により絞込みながら調査する方法もあります。
(調査資料一覧)
資料1 菊田 定郷著『仙台人名大辞書』 仙台人名大辞書刊行会 1933年 【K280/キ1】
資料2 『角川日本姓氏歴史人物大辞典 4』 角川書店 1994年 【K288/カ9】
資料3 坂田 啓編『私本仙台藩士事典』 創栄出版 1995年 【K280/サ7】
資料4 仙台郷土研究会編『仙台藩歴史事典』 仙台郷土研究会 2002年 【K205/026】
資料5 河北新報社編『宮城県百科事典』 河北新報社 1982年 【K031/カ2/タ】
資料6 『仙台における医史の研究 第1輯』 青木大輔 [刊行年不明] 【K490/ア2】
資料7 高柳義男 [著]『文と人と : 高柳義男先生文集』 東北薬科大学 2002年 【K490/タ1-2】
資料8 『歴史』 東北史学会 【P051.1/レ】
資料9 仙台市史編纂委員会編『仙台市史 第4巻』 仙台市 1951年 【K225/セ1-3/4】
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 系譜.家史.皇室 (288 9版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- その他
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000074881