レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2012/12/29 02:00
- 更新日時
- 2012/12/29 02:00
- 提供館
- 宮城県図書館 (2110032)
- 管理番号
- MYG-REF-110111
- 質問
-
解決
「削り花」の作り方が掲載されている資料が見たい。
- 回答
-
下記資料に記載がありました。【 】内は当館請求記号です。
資料1 河北新報社編『宮城県百科事典』河北新報社, 1982【K031/カ2/タ】
p.303 「けずりばな 削り花」の項
「仙台市一帯で春の彼岸に墓に供える造花。この時期には花がなく一文花という紙の花を供えていたが,1877年(明治10)頃寺町である東九番丁の花屋が考案。(中略)コシアブラを鋭利な刃物で削り掛けにし,赤や黄に染め,常緑のツゲの枝にさす。(後略)」
資料2 管野邦夫「削り花」『杜人』仙台市健康福祉事業団, vol.63, 2006【PK367/モ】
p.1「随想 四季の草木 第三回」の項
「(前略)山から伐ってきたコシアブラの幹の皮を剥ぎ,乾かしたものをハナカキと呼ぶ鈎形の小刀で削ると,かけそこねたパーマのようにクルンクルンと巻く。肌が白く削りやすい材質なのである。(後略)」
資料3 石巻工業高等学校図書館編『石巻地方の歴史と民俗』石巻工業高等学校, 1973【K253.3/イ2】
pp.191-208 杉山寿「削りかけることについての考察」に,削り掛の材料・名称・機能・変遷などについて記載されています。
p.193「六 削り掛をつくる」の項
「製作する方法は,樹皮を取り去った白い木肌の棒の側面を,下から上に向って削りかけるものである。そうすると薄い木肌が縮れるように螺線を描いて削られてくる。その時の手加減によって縮れる場合もあるし大きく削ることもできる。花を掻く場合は同じように下方から上方へと削って,大きさに従って切断すれば削り花ができる。」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 風俗習慣.民俗学.民族学 (380 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 削りかけ
- 削り花
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- その他
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000117701