レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 1997/05/30
- 登録日時
- 2005/02/11 02:21
- 更新日時
- 2015/04/21 11:58
- 管理番号
- 埼川-1997-020
- 質問
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解決
日連の「諌暁八幡抄(カンギョウハチマンショウ) 」に〈月は西より東に向へり、月氏の仏法の東へ流るべき相なり。日は東より出ず、日本の仏法の月氏へかへるべき瑞相なり〉とあるが、この「月は西より東に向へり」という自然現象がどういうことなのか知りたい。
- 回答
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『原色現代科学大事典 1 宇宙』(学習研究社)の項目〈月〉や『学研の図鑑 宇宙』から〈月の見かけの動き〉の説明部分を提示する。
- 回答プロセス
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日連関係の資料『日連辞典』『講座日連 5 日連語録』『日連上人と石原莞爾』等からはこの自然現象が「月の見かけの動き」であるとの記述は確認できなかった。
追記:『日本思想大系 14 日蓮』(岩波書店 1970)に「諌暁八幡抄」の訓読文があり、p369の欄外に該当部分の注釈がある(2007/07/31)。
インターネットでは「月がはじめは西天に現れ、それが東の空に移っていくように、インドの釈尊の説かれた仏法が、月氏より東へ流れて中国、日本に至ったということ。」(「日蓮大聖人御書講義. 第10巻下 諌暁八幡抄」聖教新聞社 1989 国会図所蔵資料引用)のWebサイトあり(2007/07/31)。
- 事前調査事項
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『日連辞典』『講座日連 5 日連語録』『日連上人と石原莞爾』等には全体的な文意の説明(解釈)はあるが「月は西より東に向へり」という箇所の説明は確認できず。『原色現代科学大事典 1 宇宙』の項目〈月〉や『学研の図鑑 宇宙』からこの自然現象はいわゆる「月の見かけの動き」のように思われる。但し、日連関係の資料からは「月の見かけの動き」であるとの記述(説明)は確認できないので、上記『学研の図鑑 宇宙』の該当部分を提示するにとどめる。
- NDC
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- 各宗 (188 9版)
- 自然科学 (400 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 日蓮(ニチレン)-仏教
- 自然-現象
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- その他
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000015719