レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007年04月02日
- 登録日時
- 2007/04/02 15:46
- 更新日時
- 2007/04/06 17:25
- 管理番号
- 20070402-2
- 質問
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解決
鉄道線路の枕木の間に、石が敷き詰められている理由を知りたい。
- 回答
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『日本大百科全書』の「道床」の項には、理由として下記の記述があった。
1 枕木を緊密にむらなく保持する
2 枕木に伝わる列車荷重を路盤に広く均等に分散させる
3 突き固めその他の保線作業が容易である
4 軌道構造に多少の弾力性をもたせる
5 軌道の排水をよくし雑草を防ぐ
また、下記の参考文献があげられていた。
宮本俊光・渡辺偕年編『線路――軌道の設計・管理』(1980・山海堂)
渡辺勇作著『土木施工法講座 16 鉄道保線施工法』(1978・山海堂)
菅原操編『図解鉄道保線・防災用語事典』(1980・山海堂)
このうち、『土木施工法講座』 16 の所蔵があり、内容を確認した。
p.28-29
「道床 (Ballast)
道床の役目
道床は、列車荷重を路盤に均一に伝えること、軌道の衝撃振動を緩和すること、マクラギを固定し軌道狂いの発生を防ぐこと、排水を良好に保ちマクラギ、路盤の保護をはかること等の役目を果しているほか、軌道狂いの整正を容易にしている。」
- 回答プロセス
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百科事典的項目から調べようと、『日本大百科全書』を確認した。
「線路」で引くと「軌道(きどう)」を参照となっていた。
「軌道」を引くと、線路の構造を示すイラストがあり、石が敷き詰められている部分が「道床」と呼ばれることがわかった。
次に「道床(どうしょう)」を確認した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 鉄道工学 (516 9版)
- 参考資料
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- 『日本大百科全書』 16 小学館 , 1987 p.705 (道床)
- 『日本大百科全書』 6 小学館 , 1985 p.603-604 (軌道)
- キーワード
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- 線路
- 軌道
- 道床
- 鉄道
- 保線
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000034324