レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007年09月27日
- 登録日時
- 2009/10/21 17:46
- 更新日時
- 2009/12/25 15:55
- 管理番号
- 21-18
- 質問
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解決
俳句「君を待たしたよ桜散る中を歩く」は昭和6年に河東碧梧桐が詠んだ句だと思っていた。しかし、大正11年に新聞「万朝報」のコラムで荻原井泉水の句として紹介されていたらしい。誰の句か。
- 回答
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河東碧梧桐が大正6年に詠んだ句である。
・「万朝報」のコラムは間違いであろう。
・昭和36年に碧梧桐来遊三十周年を記念して、「君を~」の句碑が建立された。このことによって昭和6年の句だと勘違いしたのではないか。
- 回答プロセス
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【資料1】P142、【資料2】P141により、大正6年に詠んだ句だと判明。
【資料3】P42、【資料4】で句碑を確認。
- 事前調査事項
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『日本の詩歌 19 飯田蛇笏 水原秋桜子 山口誓子 中村草田男 荻原井泉水』(中央公論社、2001)にはなし。
- NDC
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- 詩歌 (911 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】『河東碧梧桐全集 第1巻』(短詩人連盟河東碧梧桐全集編纂室、2001)
- 【資料2】『碧梧桐句集』(角川文庫、1954)
- 【資料3】『伊予路の河東碧梧桐』(鶴村 松一著、松山郷土史文学研究会、1978)
- 【資料4】『句碑・歌碑・歴史探訪案内 その5』(新居浜市高齢者生きがい創造学園句碑歌碑調査サークルはづき、1999)
- キーワード
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- 河東碧梧桐(かわひがし へきごとう)
- 荻原井泉水(おぎわら せいせんすい)
- 自由律俳句
- 萬朝報(よろずちょうほう)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 新居浜市データベース『歌碑・句碑』に句碑の写真あり(http://www.city.niihama.lg.jp/cis/kuhi/kuhi.php?code=506)(2009年10月21日確認)。
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000058859