レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007年10月28日
- 登録日時
- 2007/11/11 13:10
- 更新日時
- 2007/11/28 15:53
- 管理番号
- 福井県図-2007-1028
- 質問
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解決
「死」をテーマにしている絵本 (おじいちゃんがでてくる・4歳でも分かるもの・福音館書店から出版か?)
- 回答
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『おじいちゃん』E/オシ(ジョン・バーニンガム/作 ほるぷ出版)→裏表紙に「4歳から」という表記がある
『どこにいるのおじいちゃん』E/トコ(アメリー・フリート/作 ジャッキー・グライヒ/絵 偕成社)
『おじいちゃんわすれないよ』E/オシ(ベッテ・ウェステラ/作 ハルメン・ファン・ストラーテン/絵 金の星社)
『おじいちゃんのごくらくごくらく』E/オシ(西本鶏介/作 長谷川義史/絵 鈴木出版)
==以下の情報は、企画協力員 牛澤さまからコメントでご教示いただきました==
この方面に詳しい静岡県立こども病院図書室様にたずねたところ、解題付きでリストを送ってくださいましたので転載いたします(許諾済み)。
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『おじいちゃんの口笛』ウルフ・スタルク作、アンナ・ヘグルンド絵(ほるぷ出版)1995
(→出版社のサイトに「6歳以上」という表記がある )
老人ホームのおじいちゃんと、少年たちの交流。やがて訪れる別れ。
『シャチのくる日』シェリル・マクファーレン文、ロン・ライトバーン絵(文化出版局)1994
( → 下記(1)のサイトに「小学校高学年向」という表記がある)
海岸に1人ですむ老人と、孫娘の交流を、夏に海岸にやってくるシャチをとおして描く。
ある年の夏、シャチの来た日におじいさんは死に、孫娘は、シャチの群れに赤ちゃんを見つけ、命のつながりを感じてゆく。イラストが飛びぬけて美しい。
『おじいちゃんといっしょに』アリキ作・絵(祐学社)1981
これもおじいさんと暮らす孫娘の成長と、老人の死を描く。繰り返される命の営みは、りんごの木に描かれている。
『だいじょうぶ だいじょうぶ』いとうひろし作・絵(講談社)1995
( → 下記(2)のサイトでは「年齢別おすすめ作品 6~7歳」ページに掲載されている)
おじいちゃんと孫息子のあたたかい会話。くりかえされる“だいじょうぶ だいじょうぶ”のフレーズがひたひたと胸におしよせる。やがて、病気になり弱ってきたおじいちゃんに、孫息子が“おじいちゃん、だいじょうぶ、だいじょうぶ”と寄り添うラストがいいです。
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(1)国立国会図書館国際子ども図書館 > 学校図書館へのサービス > 学校図書館セット貸出し
カナダ・アメリカセット[小学校高学年向]
http://www.kodomo.go.jp/images/school/pdf/bib-2007-causa-upper.pdf
(2)EhonNavi
http://www.ehonnavi.net/
なお、対象年齢の確認は牛澤が補足しましたが、『どこにいるのおじいちゃん』についても、出版社のサイトに「5・6歳から」という表記がありました。また、この作業中に下記のページが見つかりました。参考にできると思いましたのでお知らせします。
EhonNavi 「死」と向き合う絵本
http://www.ehonnavi.net/special.asp?n=76
このほか、『わすれられないおくりもの』(スーザン・バーレイ 小川仁央 1986)もご紹介いただきました。
- 回答プロセス
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1)日本図書館協会の児童図書館員養成講座で「死」をテーマにした絵本に関する課題があったので、そのときのメモを見たりして思いつくものをあげた。
2)児童図書館員養成講座受講の別の職員に教えてもらったものも伝えた。
→福音館書店のものは確認できなかったので、ほかにないか調べますと伝えたが、そこまではいいと言われたので、調査を終了した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 漫画.挿絵.児童画 (726 8版)
- 小説.物語 (913 8版)
- 小説.物語 (933 8版)
- 参考資料
- キーワード
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- おじいちゃん
- 死
- 絵本
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 他に情報をお持ちでしたら、お知らせください。
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000039229