レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年04月25日
- 登録日時
- 2018/04/25 14:52
- 更新日時
- 2018/05/24 13:37
- 管理番号
- 秋田-2072
- 質問
-
解決
次の言葉の出典が知りたい。
①アインシュタイン
「科学技術の進歩というのは、病的犯罪者の手の中にある斧のようなものだ」
②千利休
「器用さと稽古と好きのそのうちで、好きこそものの上手なりけり」
- 回答
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①『素顔のアインシュタイン』(H.デュカス/編 B.ホフマン/編 林 一/訳、東京書店、1991、289.3/アス)資料番号:120058334
→p113より、1917年12月6日、ハインリッヒ・ザンガーに宛てた手紙の中の一節であることを確認した。
②『故事ことわざ知識辞典 日本編』(主婦と生活社/編、主婦と生活社、1996、R813.4/シコ)資料番号:121140925
→p231-232 好きこそ物の上手なれ の項に例文としてあげられており、出典は『雜話抄』と記載あり。次の資料で記載を確認した。
『日本俳書大系 10 中興俳話文集』(日本俳書大系刊行会、1927、91-アン/637)資料番号:111747242
⇒p4
- 回答プロセス
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①について
・「アインシュタイン」「言葉」「名言」などのキーワードを組み合わせて、全項目検索
→ヒットした資料を確認したが、言葉については確認できず。
・問い合わせ者は、ウィキペディアの「テクノロジー」の項でこの言葉を見つけたそうで、同ページを確認
→英文が引用されていたが、出典の記載はなし。
・英文のまま、インターネット(yahoo!)で検索すると、問い合わせの言葉を紹介しているサイトあり
https://todayinsci.com/E/Einstein_Albert/EinsteinAlbert-TechnologyQuote500px.htm (確認日付 2018.4.10)
出典として『 Albert Einstein, the Human Side: New Glimpses from His Archives』とあり、この本の日本語訳が『素顔のアインシュタイン』。内容を確認し、該当箇所を発見。
②について
・問い合わせ者によると、利休道歌(利休百首)らしいとのこと。
キーワード「利休」「道歌」「利休百首」などのキーワードを組み合わせて、全項目検索。
→ヒットした資料を確認したが、記載はなかった。
×『道歌教訓和歌辞典』(木村 山治郎/編、東京堂出版、1998、159.9/キド)資料番号:121366850
×『茶席の禅語大辞典』(有馬 頼底/監修、淡交社、2002、R188.8/アチ)資料番号:124286816
×『必携茶席の禅語ハンドブック 日本の文化がよくわかる』(有馬 頼底/著、里文出版、2008、791.6/アヒ)資料番号:122837438
×『千利休 日本人のこころの言葉』(熊倉 功夫/著、創元社、2015、791.2/クセ)資料番号:123503518
×『利休道歌に学ぶ 裏千家学園公開講座』(阿部 宗正/著、淡交社、2000、791/アリ)資料番号:121828263
×『よくわかる茶席の禅語 2』(有馬 頼底/著、主婦の友社、1993、791.6/アヨ/2)資料番号:121963011
×『茶席の禅語句集』(朝山 一玄/著、淡交社、2003、188.8/アチ)資料番号:121990295
×『道歌 心の姿見』(大倉精神文化研究所/編、芙蓉書房出版、1998、159.9/オド)資料番号:121316806
×『道歌大観』(松尾 茂/編、光融館、1912、35/121)資料番号:112252473
・インターネット(yahoo!)で歌を直接検索
→引用している個人サイトがヒット。引用先としてあげられていたのが『道歌から知る美しい生き方』斎藤亜加里/著 河出書房新社 2007
当館では所蔵していなかったため、相互貸借で確認していただくことになった。
・故事ことわざ辞典(R813.4)の棚をブラウジング→『故事ことわざ知識辞典 日本編』(主婦と生活社/編、主婦と生活社、1996、R813.4/シコ)資料番号:121140925 にて記載確認。
- 事前調査事項
- NDC
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- ヨーロッパ (283 8版)
- 辞典 (813 8版)
- 詩歌 (911 8版)
- 参考資料
- キーワード
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- アインシュタイン
- 千利休
- 利休道歌
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 受付方法:口頭、4/10
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000234983