レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年11月4日
- 登録日時
- 2015/11/04 17:02
- 更新日時
- 2015/11/12 18:47
- 管理番号
- 1086
- 質問
-
解決
イプセンの作品「人形の家」と「幽霊」について、原題とその意味が知りたい。
- 回答
-
「人形の家」(原題:Et dukkehjem)
「幽霊」(原題:Gengangere)
イプセンはノルウェーの作家なことから、ノルウェー語で「人形の家」「幽霊」を示していると考えられる。
- 回答プロセス
-
①イプセンについて『集英社世界文学大事典』903.3/シ(00486700)にて確認。ノルウェーの作家であることがわかる。
また、それぞれの原題がわかる。「人形の家」(原題:Et dukkehjem)、「幽霊」(原題:Gengangere)
②『ノルウェー語辞典』849.6/コ(005248919)にて調査。Etは冠詞、dukke=人形、hjem=家とわかる。
Gengangereは掲載なし。
③所蔵のノルウェー語関連の資料にあたるがいずれも「Gengangere」の掲載はなし。
④google検索にて「Gengangere ノルウェー」と検索→該当しそうな記述はなし
⑤ノルウェー語について調査。標準語として、ブークモール (bokmål 「書籍語」)とニーノシュク (nynorsk 「新ノルウェー語」) の2種があり、文語にはブークモールが使用される。また、ブークモールは大部分がデンマーク語書き言葉に基づいているとわかる。
⑥『現代デンマーク語辞典』849.7/モ(007141773)に、Gengangere=幽霊とあり。
⑦ブークモールの説明とともにデンマーク語の意味をお伝えした。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 文学 (90 9版)
- 参考図書[レファレンスブック] (903 9版)
- その他のゲルマン諸語 (849 9版)
- 参考資料
-
-
集英社世界文学大事典 1. 『世界文学大事典』編集委員会 編. 集英社, 1996.(903.3/シ)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002531259-00 , ISBN 4081430012 -
ノルウェー語辞典. 古城健志, 松下正三 編著 , 古城, 健志 , 松下, 正三. 大学書林, 1998.(849.6/コ)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002721911-00 , ISBN 4475001404
-
集英社世界文学大事典 1. 『世界文学大事典』編集委員会 編. 集英社, 1996.(903.3/シ)
- キーワード
-
- 一般書
- イプセン
- 人形の家
- 幽霊
- ノルウェー
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000183256