レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014/02/28
- 登録日時
- 2014/03/23 00:30
- 更新日時
- 2014/04/04 18:22
- 管理番号
- 滋2013-0089
- 質問
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解決
『日本紀竟宴和歌』という書物の読み方と概要を知りたい。
- 回答
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『国書総目録 第6巻』、『日本古典文学大事典』、『日本史文献解題辞典』は「にほんぎきょうえんわか」と読みを付けています。『日本古典文学大事典』によりますと、その概要は「和歌。「読日本紀」(平安前期に行われた『日本書紀』講読の会)終了後の宴会で詠まれた題詠歌。『日本書紀』中の神や有徳の天皇、有名な諸臣等を題材として、その事蹟について参集者が作歌したもの。「読日本紀」は弘仁三年(八一二)、承和一〇年(八四三)、元慶二年(八七八)、延喜四年(九〇四)、承平六年(九三六)、康保二年(九六五)に開催され、いずれも数年を要しているが、このうち竟宴の記録は元慶度のものが元慶六年八月、延喜度が延喜六年閏一二月、承平度が天慶六年(九四三)一二月にみえて、その時の和歌が『日本紀竟宴和歌』に収載されて現存する。作歌者は名だたる上級貴族が多く、詠史という内容とあわせて、特異な和歌の一分野を形成する。(後略)(荻原千鶴)」とあります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌 (911 8版)
- 参考資料
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- 1 国書総目録 第6巻 と-ひ 岩波書店 1990年 L-0251-6 p.381
- 2 日本古典文学大事典 大曽根章介∥[ほか]編 明治書院 1998年 R-9102-オ p.959
- 3 日本史文献解題辞典 加藤友康∥編 吉川弘文館 2000年 R-2100-カ p.808
- キーワード
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- 日本紀竟宴和歌
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 2110049-2601(野洲図書館提供)
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000151116