レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/08/17
- 登録日時
- 2012/11/07 02:05
- 更新日時
- 2022/07/10 15:47
- 管理番号
- 滋2012-0065
- 質問
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解決
平安時代の歌人蝉丸が詠んだ歌で、勅撰集に収録された歌の数・勅撰集の名称・歌の文面を知りたい。
- 回答
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『和歌大辞典』によりますと、勅撰集には4首が入集しています。『国書人名辞典 第3巻』には、蝉丸の4首の歌について「後撰一〇八九 新古今一八五〇・一八五一 続古今一七二五」とあります。これにより、『新編国歌大観 第1巻 [1] 』を調べましたところ、「後撰和歌集」巻16(日大総合図書館蔵本)に入集している和歌は「これやこのゆくも帰るも別れつつしるもしらぬもあふさかの関」、「新古今和歌集」巻18(谷山茂氏蔵本)に入集している和歌は「秋風になびく浅茅の末ごとにおく白露のあはれ世中」、「世中はとてもかくてもおなじことみやもわらやもはてしなければ」、「続古今和歌集」巻18(前田育徳会蔵本)に入集している和歌は「あふさかのせきのあらしのはげしきにしひてぞゐたるよをすぎんとて」とあります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌 (911 8版)
- 参考資料
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- 1 和歌大辞典 犬養廉∥[ほか]編集 明治書院 1986年 R-9111-イ p.565
- 2 国書人名辞典 第3巻 せ-の 市古貞次∥[ほか]編 岩波書店 1996年 R-2810-3 p.33
- 3 新編 国歌大観 第1巻 [1] 勅撰集編 -歌集- 「新編国歌大観」編集委員会∥編 角川書店 1983年 R-P080-1 p.56,254,353
- キーワード
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- 蝉丸
- 後撰和歌集
- 新古今和歌集
- 後古今和歌集
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 2110049-1101(大津市立図書館提供)
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000113756