レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007/09/16
- 登録日時
- 2010/05/01 02:00
- 更新日時
- 2015/03/06 15:00
- 管理番号
- 長野市立長野-07-003
- 質問
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解決
「古事記」の弟橘比売命(おとたちばなひめのみこと)の歌、
「さねさし 相模の小野に 燃ゆる火の 火中に立ちて 問ひし君はも」
の最後の「はも」の発音は「はも」なのか「わも」なのか知りたい。
- 回答
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音声資料に「わも」と発音しているものがあった。
詳細は回答プロセスにて。
- 回答プロセス
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『旺文社全訳古語辞典』(旺文社 1996)、『古事記がわかる事典』(日本実業出版社 2005)、『古事記 下 (日本古典選)』(朝日新聞社 1977)にあたるが読みについての記載なし。
国立国会図書館へレファレンス照会。
以下は国立国会図書館からの回答。
ご照会の『古事記』景行天皇に出てくるオトタチバナヒメの「さねさし・・・」の歌の「はも」部分の読みについて、下記1~4のような『古事記』のテキストや該当の歌に関する文献、下記5、6のような古語辞典を調査しましたが、現代の読みに(「はも」なのか「わも」なのか)についての記載は見当たりませんでした。
なお、当館所蔵の『古事記』の朗読CD(下記7・8)では、該当の部分は「わも」と発音されておりました。
1.『新編日本古典文学全集.1 古事記』
山口佳紀、神野志隆校中・訳 小学館 1997【KH2-E9】
該当箇所:p227
2.『古事記・日本書記』福永武彦訳
新装版 日本古典文庫 河出書房新社 1988【KG25-E1】
該当箇所:p111
3.『古事記・先代旧事本紀・神道五部書』
新訂増補国史大系第7巻 新装版 吉川弘文館 1998【GB161-H21】
該当箇所:p88
4.『古代歌謡全注釈.古事記編』土橋寛著 角川書店 1972【KG27-2】
該当箇所:pp114-116
5.『時代別国語大辞典.上代編』上代語辞典編修委員会編
三省堂 1967【813.1-Ko5474】
該当箇所:p594「はも」
6.『角川古語大辞典.第4巻』中村幸彦〔ほか〕編
角川書店 1994【KF6-21】
該当箇所:p1145「はも」
7.『古事記 中つ巻』中村吉右衛門朗読 新潮社 [2006.2]
録音ディスク3枚(175分):CD
DISC(1)垂仁天皇(2)景行天皇
テキスト校注:西宮一民【YMC11-H35036】
8.『朗読「古事記」』素心会[2001]録音ディスク8枚:CD
DISC5<中巻(なかつまき)建国伝説物語2>
朗読:夜久正雄 笛:一増幸政 朗読構成:平賀増美
【YMC11-H4146】
【 】内は当館請求記号
回答日付:2007年9月13日
上記内容を質問者に回答。
- 事前調査事項
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『日本古典文学大系1 古事記 祝詞』(岩波書店 1978)p215より〈918/ニ〉
- NDC
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- 小説.物語 (913)
- 参考資料
- キーワード
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- 弟橘比売命(おとたちばなひめのみこと)
- 照会先
- 寄与者
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- 国立国会図書館(http://www.ndl.go.jp/)
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000066406