レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011/2/16
- 登録日時
- 2008/02/17 02:11
- 更新日時
- 2023/12/24 00:30
- 管理番号
- M07020313457681
- 質問
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茶席の掛軸に“鳥啼山更幽”と書かれている。意味および出典を知りたい。
- 回答
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『茶席の禅語大辞典』(淡交社)の文字数別索引で「鳥啼山更幽」を引いたところ、「風定花猶落 鳥啼山更幽」が該当し、「風定まって花猶落つ、鳥啼いて山更に幽なり」と読み下している。これは「風が止んだのに花が落ち、静寂の中に響き渡る鳥の一声によって更に寂寥感が深まる情景」と説明があり、「もとは梁代の王籍の『若耶渓に入る』と題する詩の『蝉噪きて林逾静』に続く結句」とある。王籍の「若耶渓に入る」の詩全文は『漢詩名句辞典』(大修館書店)のpp.106-107に確認できる。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌.韻文.詩文 (921 9版)
- 参考資料
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- 有馬賴底.『茶席の禅語大辞典』.東京,淡交社,2002,951p.参照は594p. 鎌田正ほか.『漢詩名句辞典』.東京,大修館書店,1980,731p.参照はpp.106-107. 有馬賴底.『よくわかる茶席の禅語』.東京,主婦の友社,2003,383p.参照はpp.212-214.
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2007020313404557681
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢, 高校生, 中学生
- 登録番号
- 1000041912