レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2021/01/16 17:15
- 更新日時
- 2021/01/16 17:45
- 管理番号
- 2020-事例20
- 質問
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解決
遠藤梧逸という歌人の句碑を竹駒神社で見た。この人物のプロフィールについて知りたい。
- 回答
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句碑は御鏡内神興堂の前にあり、高さ110cm、巾55cm、厚さ32cmの稲井石で作られた。主宰する「みちのく」の150号と悟逸の古希を記念して、昭和38年9月に仙台みちのく発行所が建立した。梧逸の句碑は全国に27基ある。句碑は以下の内容である。
あきざくら径に溢れて豊の秋 梧 逸
『みやぎの文学碑』所収。p176‐177に遠藤梧逸のプロフィールが記載されている。梧逸は、明治26年12月30日、岩手県前沢町生まれ。没年は平成元年12月7日である。東大法学部卒業後通信省に勤務した。昭和9年に省内に富安風生がおり、職場俳句同僚の勧めで俳句を始める。高浜虚子に師事し、ホトトギス初入選。ホトトギス同人となる。昭和17年に本省郵便局長を最後に退官、その後は三井軽金属常務、東北配電社長、公共企業体等労働委員会委員、NHK経営委員等を歴任した。昭和25年原田青児他同志を集め、「仙台ホトトギス会」を結成した。「農村俳句」「家庭俳句」を提唱した。
- 回答プロセス
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『宮城県史』の文学関係や人物関係(14巻・29巻)、『宮城県百科事典』や人名事典等をあたるが見つけられず。郷土資料の文学のコーナーの中で、『みやぎの文学碑』を見つけ、内容を確認すると記載があった。蔵書検索システムで、「遠藤梧逸」と検索すると、『仙台仲間』『私の勉強机』『青木の実』等の著書が見つかった。句碑については竹駒神社関連の資料で確認した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本文学 (910)
- 詩歌 (911)
- 神社.神職 (175)
- 参考資料
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- 『みやぎの文学碑』宮城県芸術協会/編宮城県芸術協会 1994年
- 『仙台仲間』遠藤梧逸/著みちのく発行所 1970年
- 『私の勉強机』遠藤梧逸/著みちのく発行所 1981年
- 『青木の実』遠藤梧逸/著みちのく発行所 1981年
- 『竹駒神社志補遺』佐々木喜一郎/編著竹駒神社社務所 1966年
- 『竹駒神社』宮城正俊[ほか]/編竹駒神社 1993年
- キーワード
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- 遠藤梧逸
- 竹駒神社
- 句碑
- 文学碑
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵調査
- 内容種別
- 郷土 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000292570