レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008年10月14日
- 登録日時
- 2013/08/15 09:48
- 更新日時
- 2013/08/15 16:52
- 管理番号
- 島根郷2008-10-002
- 質問
-
解決
出雲弁「だんだん」が「ありがとう」という意味になった理由について知りたい
- 回答
-
当館所蔵資料より、以下の資料を紹介
資料1:p64-65「だんだん」の項では、「だんだん(重ね重ね)ありがとうございます」というべきところを「ありがとうございます」が省略されてただ「だんだん」とのみいうことがある、としている。
資料2:p397「だんだん」の項の①では、幼語として「手を重ねて頂戴すること」と、「色々。大きに。重ね重ね。」の意味を載せる。
資料3:2008年10月1日付「出雲方言『ダンダン』考」では、「ダンダン」は仏教の経典・雑阿含経の四正断の一として出る「断断」からきているとする。また、その意味は、『仏教語大辞典』(中村元)によると「幾度も断ずることを繰り返すこと」で、「くりかえすこと」であり「断然」、謝辞の極まりである、としている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 方言.訛語 (818 8版)
- 参考資料
-
-
【資料1】後藤蔵四郎/著. 出雲方言考. 郷語改善會, 1927.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I000682582-00 (当館請求記号 貴重098/1 ※貸出禁止資料) -
【資料2】広戸惇, 矢富熊一郎 編. 島根県方言辞典. 島根県方言学会, 1963.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001060424-00 (当館請求記号 貴重098/18 ※貸出禁止資料) - 【資料3】山陰中央新報 2008年10月1日付 藤澤秀晴「出雲方言『ダンダン』考-連続テレビ小説『だんだん』によせて-」
-
【資料1】後藤蔵四郎/著. 出雲方言考. 郷語改善會, 1927.
- キーワード
-
- 方言
- 出雲弁
- ありがとう
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000135381