レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008年11月25日
- 登録日時
- 2011/04/29 13:36
- 更新日時
- 2011/04/29 14:48
- 管理番号
- 島根参2008-11-006
- 質問
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解決
沖縄の方言で「いなぐ(女)」の由来・語源が知りたい。
- 回答
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当館所蔵資料より以下の資料を紹介。
資料1:語源として「ヲナゴ:ヲ(ン)ナ(<ヲミナ)+子」との記述あり。
資料2:沖縄語の母音は原則としてア,イ,ウの3つで、共通語のエは沖縄語のイにあたり、共通語のオは沖縄語のウにあたるとの記述あり。
資料3:琉球語の母音組織について書かれており、p30に琉球語のi=日本語e、および琉球語u=日本語oと考えることで、一見、関連性を欠くかに思える多くの語に、音韻対応の可能性があることが分かる例の1つとして、「琉球語winagu-日本語onago 女」が挙げられている。
- 回答プロセス
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(1)沖縄の方言なので、参考資料の【資料1】にあたる。p200「inagu」の項目を見るが、「=winagu」とあるため、「winagu」のページを確認。
(2)818.9(琉球語)の書架に直接あたり、内容を調査。
以下は調査済資料。
・『うちなあぐちへの招待』(沖縄タイムス社,2005)
・『うちなーぐち講座』(沖縄タイムス社,2000)
・『沖縄県のことば』(明治書院,1997)
・『オキナワ語小辞典』(泰流社,1993)
・『ハイサイ!沖縄言葉』(双葉社,2004)
- 事前調査事項
- NDC
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- 方言.訛語 (818 8版)
- 参考資料
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- 【資料1】 『琉球語辞典』 半田 一郎/編著,大学書林,1999.11 ※貸出禁止資料 (p628「winagu」 R818.9/リ99/)
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【資料2】 『沖縄語の入門 改訂版』 西岡 敏/著 仲原 穣/著,白水社,2006.12
(p11「アイウエオはアイウイウ:三母音の原則」 818.9/ニ06/
) -
【資料3】 『琉球語の文法と辞典』 バジル・ホール・チェンバレン/原著 山口 栄鉄/編訳・解説,琉球新報社,2005.2
(p28~31 818.9/チ05/
)
- キーワード
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- 琉球
- 沖縄
- 方言
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 団体
- 登録番号
- 1000085756