レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年8月29日
- 登録日時
- 2019/02/03 09:35
- 更新日時
- 2019/07/04 16:17
- 管理番号
- 埼久-2018-093
- 質問
-
未解決
日本語には、常用漢字があるが、英語圏など他の国でも常用単語というものが決められているのかを知りたい。
- 回答
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言語政策を中心に調査したが、日本の常用漢字に相当するような特定の単語を国で定めた事例は確認できなかった。
- 回答プロセス
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1 日本の常用漢字について調べる。
(1)《Google》(http://www.google.co.jp/ Google)を〈常用漢字〉で検索する。
《文化庁広報誌 ぶんかる》「常用漢字表を知っていますか?」(http://www.bunka.go.jp/prmagazine/rensai/kotoba/kotoba_009.html 文化庁)
(2) 《ジャパンナレッジlib》(ネットアドバンス)を〈常用漢字〉で検索する。
日本大百科全書(ニッポニカ)とデジタル大辞泉に常用漢字についての記述あり。
2 NDC分類〈802〉〈803〉の棚を確認する。
4 自館目録を〈ベーシックイングリッシュ〉〈アメリカ英語〉で検索する。
『ベーシック・イングリッシュ再考』(相沢佳子著 リーベル出版 1995)
p9-10 ベーシック・イングリッシュについて「今から65年ほど前に、イギリスの言語哲学、言語心理学者C.K.Ogdenが考案したもので、850の基本語を中心に最小の文法規則からなる一つの言語組織である。」とあり。
『ベーシック・イングリッシュ入門 850語で英語を書く』(室勝著 日本洋書販売配給 1985)
p4 Basic Englishについての記述あり。
『新850語で書く英語 ジャパンタイムズ実用英語選集』(室勝著 ジャパンタイムズ 1977)
p11 Basic English 850語を使って英語を書くための記述あり。
5 英語にしぼって、英語圏で作成された単語リストの有無を調査する。
(1)《Google》(http://www.google.co.jp/ Google)を〈基本英単語〉で検索する。
ア《英語の単語》(http://gyakuten-eigo.net/guide/lists-of-basic-english-word-lists/ 逆転英語ガイド)
重要基礎単語をまとめたリストが、既に英語圏の言語学の研究者などにより数多く作成とあり、以下4点の紹介あり。
「Orden's Basic English Word List」、「GLS(General Service List)」、「AWL(Academic Word List)、「NGSL(New General Service List)」
〈その他調査済資料〉
『世界の言語政策 多言語社会と日本』(河原俊昭[ほか]著 くろしお出版 2002)
『世界の言語ガイドブック 2 アジア・アフリカ地域』(東京外国語大学語学研究所編 三省堂 1998)
『言語学百科事典』(ディヴィッド・クリスタル著 風間喜代三監訳 大修館書店 1992)
『世界の言語政策 2 多言語社会に備えて』(山本忠行[ほか]編著 くろしお出版 2007)
『世界の言語政策 3 多言語社会を生きる』(山本忠行[ほか]編著 くろしお出版 2010)
事典 世界のことば141』(梶茂樹ほか編 大修館書店 2009)
『多言語社会がやってきた 世界の言語政策Q&A』(河原俊昭[ほか]編 くろしお出版 2004)
『世界の言語ガイドブック 1 ヨーロッパ・アメリカ地域』(東京外国語大学語学研究所編 三省堂 1998)
『言語科学の百科事典』(鈴木良次〔ほか〕編 丸善 2006)
『世界のことば・辞書の辞典 ヨーロッパ編』(石井米雄編 三省堂 2008)
『世界のことば・辞書の辞典 アジア編』(石井米雄編 三省堂 2008)
『英語の世界・米語の世界 その歴史・文化・表現』(ヴァネッサ・ハーディ著 加藤恭子編訳 講談社 1996)
『アメリカ英語概説』(竹林滋[ほか]著 大修館書店 1988)
ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2018年8月28日。
- 事前調査事項
- NDC
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- 言語史.事情.言語政策 (802 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 言語政策
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000251303