レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008/09/08
- 登録日時
- 2011/04/01 02:02
- 更新日時
- 2011/04/01 02:02
- 管理番号
- H20-45
- 質問
-
解決
夏目漱石の『それから』で用いられている「何か彼(かに)か」という言葉の意味と品詞を調べたい。
- 回答
-
・"何か彼(かに)か"という言葉は発見されず。
・正式には"何か彼(か)か"と思われる。
"なにか"という言葉にリズムを合わせたか、または格助詞の「に」を用いた用法であると思われる。
- 回答プロセス
-
※以下のWeb検索についてlast access日は2008/06/23。
・NDC R813.1で"何かかにか"を調べる→記載なし
・JapanKnowledge(http://na.jkn21.com/)で検索
キーワード"何かかにか"→0件
キーワード"かにか"→0件
・Google(http://www.google.co.jp/)にてキーワード"何か彼か"で検索
→青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で幸田露伴の『連環記』に使用されている。
・本学蔵書検索にてキーワード"連環記"で検索→16件ヒット
→尾崎紅葉・幸田露伴集(日本文学全集2) 新潮社 1964 <当館請求記号 918.6/Nih/2>のP444に"何か彼(か)か"とあり。
・NDC R813.1で"彼(か)"を調べる
→日本国語大辞典 第2版 第3巻 小学館 2001 <当館請求記号 R813.1/Nih/3>のP129に"「何」と対応して用いられ、並列する事物を漠然と示す"とある。また"代名詞「か」は格助詞の「の」を伴って用いる"とある。
→日本国語大辞典 第10巻 P365に格助詞「に」の用法が載っている。
- 事前調査事項
- NDC
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- 文法.語法 (815 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 何か彼か
- かにか
- 連環記
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 学生
- 登録番号
- 1000083912