レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014/10/31
- 登録日時
- 2014/12/06 00:30
- 更新日時
- 2014/12/06 00:30
- 管理番号
- 滋2014-0072
- 質問
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解決
丼勘定(どんぶりかんじょう)という言葉があるが、この「丼」とは、職人の腹掛けを指していると聞いたが本当だろうか。
- 回答
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『日本国語大辞典 第9巻』によりますと、「どんぶりかんじょう【丼勘定】『名』 (元、職人などが、どんぶり(丼)②または③の中に金を入れておいて、無造作に出し入れして使ったところから)手元にあるにまかせて、帳面もつけないで、気ままに支払いをすますこと。おおまかに金の出し入れをすること。」とあります。「どんぶり【丼】」の部分に、文中の②は「金、鼻紙など何でも入れて、ふところに持ち歩く大きな袋。更紗(さらさ)・緞子(どんす)などで作り、江戸時代若い遊び人が好んで用いた」とあり、③は「職人などの、腹掛けの前部につけた共布(ともぎれ)の大きな物入れ。」とあります。
『広辞苑』でも語源として両説を紹介していますが、『暮らしのことば新語源辞典』は職人の腹掛け説のみを掲げています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 語源.意味[語義] (812 8版)
- 参考資料
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- 1 日本国語大辞典 第9巻(ちゆうひ-とん) 日本国語大辞典第二版編集委員会∥編 小学館国語辞典編集部∥編 小学館 2001年 R-8131-9 p.1479-1480
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2 広辞苑 新村出∥編 岩波書店 2008年 R-8131-シ p.2069 -
3 暮らしのことば新語源辞典 山口佳紀∥編 講談社 2008年 R-8136-ヤ p.644
- キーワード
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- 丼勘定
- 袋
- 遊び人
- 職人
- 腹掛け
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 2110049-2401(守山市立図書館提供)
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000164080