レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年3月7日
- 登録日時
- 2019/03/16 10:51
- 更新日時
- 2019/07/05 12:39
- 管理番号
- 南浦和-1-00023
- 質問
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解決
アルファベットは、なぜ大文字と小文字があるのか。
6歳から7歳くらいの子どもに説明できる本を紹介してほしい。
- 回答
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次の資料を提供した。
『文字の起源と歴史 ヒエログリフ、アルファベット、漢字』アンドルー・ロビンソン/著 創元社 2006
『世界の文字の歴史文化図鑑 ビジュアル版 ヒエログリフからマルチメディアまで』柊風舎 2012
『英国人デザイナーが教えるアルファベットのひみつ』アンドリュー・ポセケリ/著 エムディエヌコーポレーション 2016
『新・学研の英語ずかん 1 ABCあそび』第3版 学研教育出版 2010
『ふしぎ?おどろき!文字の本 2 世界の文字:いろいろなアルファベット』ポプラ社 2011
- 回答プロセス
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・児童書で、アルファベット関連の書架を見てみる。
×KR031『総合百科事典ポプラディア 1 あ・い』新訂版 ポプラ社 2011
アルファベットの項目には、なぜ大文字と小文字があるのかという記載は無し。
×KR833『ジュニア・アンカー英和辞典』第4版 学研 2002
×K833『ゲームでおぼえるはじめての英語』シリーズ ポプラ社 2001
×K830『こども英語塾』ミサコ・ロックス/著 明治書院 2011
△K209『古代文明の大常識』ポプラ社 2003
p.89に、アルファベットの起源が載っているが、大文字・小文字ができた理由は記載無し。
○K830『新・学研の英語ずかん 1 ABCあそび』第3版 学研教育出版 2010
p.48 大文字が先にできて、小文字ができたのは8世紀から9世紀との記載あり。
×K801『文字と書の歴史(「知」のビジュアル百科 13)』あすなろ書房 2004
p.14に、アルファベットの項目があるが、大文字・小文字についての記載無し。
・レファレンス協同データベースで“アルファベット&大文字”で検索するが、ヒットせず。
・インターネットで検索したところ、次の雑誌が出てきたので、埼玉県立図書館から取り寄せて、内容を確認。
『英語教育』2011年6月号
p.14~15 質問2「なぜ大文字と小文字があるの?」
小文字は大文字の変形であり、700年から800年間かかって小文字ができた。との記載あり。
・さいたま市内図書館の蔵書検索
△801.1『アルファベットの事典』ローラン・プリューゴープト/著 創元社 2007
p.14~ 原シナイ文字が現在のアルファベットの起源だろうとうかがわせる。
p.20~ カロリング小文字体について記述あり。
これが小文字のはじまりだとわかるような当時の文字の見本例も載っている。
○K801『ふしぎ?おどろき!文字の本 2 世界の文字:いろいろなアルファベット』ポプラ社 2011
p.15 英語の文字
大文字と小文字を区別して使うようになったのは8世紀のおわりごろ、との記載あり。
△801.1『英国人デザイナーが教えるアルファベットのひみつ』アンドリュー・ポセケリ/著 エムディエヌコーポレーション 2016
p.124 小文字について、学者アルクィンの協力のもと、カロリング小文字という書体が作られ、
その後やや衰退した後、イタリアで復活した、と記載あり。
○801.1『文字の起源と歴史 ヒエログリフ、アルファベット、漢字』アンドルー・ロビンソン/著 創元社 2006
p.296~ 小文字が広まった理由あり。
○801.1『世界の文字の歴史文化図鑑 ビジュアル版 ヒエログリフからマルチメディアまで』柊風舎 2012
p.296 「小文字が広まりつつあった。余白はとても貴重であり、大文字を書くとあまり余白が残らなくなってしまうのである」
との記載あり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 言語学 (801 10版)
- 参考資料
- キーワード
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- アルファベット
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000253150