レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016/5/11
- 登録日時
- 2016/07/30 00:30
- 更新日時
- 2024/03/29 00:32
- 提供館
- 金沢市図書館 (2310230)
- 管理番号
- 玉川-000391
- 質問
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解決
【茶器の棗(なつめ)について】 武蔵野蒔絵の棗の写真が見たい。
- 回答
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『茶道具の世界 6 棗』(112213613)p.72「武蔵野蒔絵面中次[むさしのまきえめんなかつぎ]」(図版あり)、「武蔵野は月の入るべき峰もなし尾花がすゑにかかる白雲」の歌意を表現したものと推測されている。
以下の文献に武蔵野蒔絵の図版掲載なし。
『現代茶入・棗集』(112065486)
『草人木書苑 茶道美術 薄茶器』(109094950)
『図解茶道具事典』(111702336)p.452「武蔵野鷲棗(むさしのわしなつめ)」によると、竹木地を春慶塗にし、銀のやすり粉で月を、黒漆粉で薄を蒔絵にした非常に小さい棗。三代宗哲の作とのことだったので、以下の文献にも当たったが、武蔵野蒔絵への言及はなかった。
『塗り物かたり』中村宗哲/著(112260749)
『漆の美 中村宗哲家の歴代』(112560950)
棗ではないが、武蔵野蒔絵に言及したものに『日本の意匠 2 秋草』p.141「武蔵野蒔絵貝桶・同蓋表」(図版あり)がある。その他、p.119「武蔵野文蓋物」(図版あり)、p.123「色絵武蔵野文茶碗」(図版あり)、p.124「武蔵野図鐔」(図版あり)等、作品名に「武蔵野」の語がつくものがあり、月と尾花(芒)を配した図を武蔵野図、武蔵野文と呼んでいる。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 芸術 (7 8版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000195444