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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
同志社大学 今出川図書館 (3310014)管理番号
(Control number)
2017-030
事例作成日
(Creation date)
2017年8月4日登録日時
(Registration date)
2017年08月29日 20時14分更新日時
(Last update)
2020年02月25日 11時00分
質問
(Question)
古筆了伴の住居について記述がある「古筆鑑定家印譜」という資料を探して欲しい。
回答
(Answer)
大阪府立中之島図書館所蔵の『茶家醉古集』に所収されている「古筆鑑定家印譜」には、了伴の居住地として「東都上野三枚橋詰ニ住 皇都小川二条クウ居」の記述があるようです。こちらはマイクロ資料があるので、複写の取り寄せが可能です。

なお、当館所蔵のいくつかの資料に「古筆鑑定家印譜」の抜粋が収められていましたが、古筆了伴の居住地に関する記述は見当たりませんでした。

詳細は回答プロセスをご覧下さい。
回答プロセス
(Answering process)
1.「古筆了伴」の人物情報を確認
(1)本学契約データベースJapanKnowledge Libを検索(キーワード:古筆了伴)
・『日本人名大辞典』に「古筆了伴」の項目あり。
→「(生没年)1790−1853 江戸時代後期の古筆鑑定家。 寛政2年生まれ。古筆了意の子。古筆宗家10代。嘉永(かえい)6年7月24日死去。64歳。姓は平沢。名は最恒。通称は弥太郎。別号に一篷庵夢翁。」とある。了伴の居住地について情報は得られなかった。

(2)本学契約データベースwhoplus検索(キーワード:古筆了伴)
・『人物レファレンス事典(日本)』に「古筆了伴」の項目あり。了伴の居住地について情報は得られなかったが、出典として『茶道人物辞典』(本学所蔵なし)と『日本人名大辞典』(プロセス1参照)の紹介あり。

2.『古筆鑑定家印譜』の所蔵確認
(1)日本古典籍総合目録データベースを検索(キーワード:古筆鑑定家印譜)
→1件ヒット。慶応3年刊。所蔵者に「宣長記念」とあり。
 ※本居宣長記念館(三重県)所蔵の「古筆鑑定家印譜」の内容の確認はできず。

(2)国立国会図書館サーチを検索(キーワード:古筆鑑定家印譜)
①『茶道美術全集 13』(淡交社, 1976年)
→本学所蔵なし。詳細情報に「巻末:和漢書画古筆鑑定家印譜」とあり。

②飯島春敬編『書道辞典』(東京堂出版, 1975年)
→付録に慶応3年刊の「古筆鑑定家印譜」が掲載(p.918-919)。古筆了伴の箇所を確認したが居住地は書かれていなかった。

③木下雅雄「手鑑」(『日本の美術』(84), 1-110, 1973年5月15日)
→昭和46年補の「古筆鑑定家印譜」が掲載。古筆了伴の箇所を確認したが居住地は書かれていなかった。

④中村健太郎「古筆見による筆跡鑑定と極札」(『国立国会図書館月報』(666), p.11-15)
→慶応3年刊の「古筆鑑定家印譜」が図版として掲載。古筆了伴の箇所を確認したが居住地は書かれていなかった。

⑤大沼宣規「国立国会図書館所蔵小杉文庫について」(『参考書誌研究』59, 2013年10月)
→p.65からの[目録編]内、p.87-88掲載の『書畫一斑』に明治26年刊の「古筆鑑定家印譜」が所収されていることがわかった。
→小杉榲邨『書畫一斑』(明治年間出版)は国立国会図書館デジタルコレクションにて公開。所収されている「古筆鑑定家印譜」を確認したが、古筆了伴の居住地は書かれていなかった。

⑥森敏夫『古筆鑑定と極印』(臨川書店, 1985)
→巻末に、天明8年、天保7年、慶応3年刊の「古筆鑑定家印譜」が掲載。p.13からの解説によると左記の3つの他に明治22年刊のものがあると紹介されている。また、寛永5年刊の『茶家醉古集』にも「古筆鍳定印図」という名で天保7年刊の「古筆鑑定家印譜」が転載されているとの記述もあった。

3.『茶家醉古集』について
→本学所蔵の『茶家醉古集』は5編のみで、こちらには「古筆鑑定家印譜」は所収されていなかった。
→『茶家醉古集』全編を所蔵している大阪府立中之島図書館に参考調査依頼をしたところ、以下のように回答があった。
・『茶家醉古集』3編に「古筆鑑定家印譜」が所収されている。
・『茶家醉古集』3編の表に収録内容を表す目次のようなものがある。そこには「古筆鍳定印図」と書かれているが、47丁表~52丁裏には「古筆鑑定家印譜」が掲載されている。
・「古筆鑑定家印譜」内「十代 古筆了伴」の項に「東都上野三枚橋詰ニ住 皇都小川二条クウ居」の記述がある。
・他の代の古筆の者の項にも住居の情報が書かれているが、「東都上野…」は了伴だけ。
・マイクロフィルムからデジタル化した画像データがあるので、それを複写取り寄せすることは可能。
事前調査事項
(Preliminary research)
小松操「古筆了伴著『思いよる日』を出で」(『国学院雑誌』62(10), 1961年10月)に、了伴の居住地が「江戸 上野三枚橋詰」である旨が『古書鑑定家印譜』に書かれていると記述されている。
NDC
書.書道  (728 9版)
参考資料
(Reference materials)
『日本人名大辞典』, JapanKnowledge Lib(参照:2017-08-29)
『国史大辞典』, JapanKnowledge Lib(参照:2017-08-29)
『人物レファレンス事典(日本)』, whoplus(参照:2017-08-29)
日本古典籍総合目録データベース(参照:2017-08-29)
茶道美術全集 13 : 歌切 改訂三版. 淡交社, 1976.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I024568090-00  (NCID:BA31026374)
飯島春敬 編 , 飯島, 春敬, 1906-1996. 書道辞典. 東京堂出版, 1975.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001286036-00  (NCID:BN01716295)
木下, 政雄 , 木下, 政雄. 手鑑. 至文堂, 1973. (日本の美術)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I045410215-00  (NCID:AN00196318)
中村 健太郎 , 中村 健太郎. 古筆見による筆跡鑑定と極札について. 2016-10. 国立国会図書館月報(666) p. 11-15
http://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I027663211-00  (NCID:AN00356017)
大沼 宜規 , 大沼 宜規. 国立国会図書館所蔵小杉文庫について. 2003-10. 参考書誌研究 / 国立国会図書館主題情報部 編(59) p. 46~129
http://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I6791330-00  (NCID:AN00099093)
森繁夫 著 , 森, 繁夫. 古筆鑑定と極印. 臨川書店, 1985.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001743180-00 , ISBN 4653011338 (NCID:BN02075571)
湖月 , 湖月. 茶家醉古集 5編. 松村九兵衛, 1882.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I045538214-00  (NCID:BN14074044)
湖月輯 , 湖月輯. 茶家醉古集 3篇. 近江屋佐太郎.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I068913451-00  (NCID:BB20414619)
日本古典籍総合目録データベース, http://base1.nijl.ac.jp/~tkoten/ (参照:2017-10-30)
キーワード
(Keywords)
古筆, 了伴
古筆家
古書鑑定家印譜
茶家醉古集
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
所蔵調査
内容種別
(Type of subject)
人物
質問者区分
(Category of questioner)
教員
登録番号
(Registration number)
1000221158解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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